コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » フレッシュコンクリート

フレッシュコンクリート1

2025年7月16日(水) 13:20 〜 15:20 第5会場 (アイーナ8階 810)

座長:犬飼利嗣(建築),渡邉健(土木)

[1219] ビンガム流体標準物質によるコンクリートのレオロジー試験の校正と解析的検証および粗骨材が流動特性に及ぼす影響

森田浩史1, 平野修也2, 高淵稔貴1, 山田義智3 (1.東洋建設 2.フローリック 3.琉球大学)

キーワード:格子法、ビンガム流体標準物質、レオロジー、回転翼型粘度計、流動解析、Bingham fluid reference material、Rheology

ビンガム流体標準物質SRM2497を用いた回転粘度計の校正方法やその他の校正方法により得られたコンクリートのレオロジー定数を比較するとともに,L形フロー試験をモデル化した数値流体解析を行い,較正方法の違いが解析の再現性に与える影響を検証した。さらに,粗骨材がコンクリートの流動特性に及ぼす影響について整理した。その結果,L形フロー試験の再現性が最も高い校正方法は,ビンガム流体標準物質SRM2497から10mmのガラスビーズを除去した試料による校正方法であった。また,コンクリートの流動停止は,粗骨材の噛み合いおよび凝集性懸濁液特有の構造回復が影響する可能性が示唆された。