石油学会 大阪大会(第53回石油・石油化学討論会)

講演情報

CCU・カーボンリサイクル

[1B04-1B06] CCU・カーボンリサイクル (2)

2023年10月26日(木) 11:00 〜 11:45 B会場 (4F-404号室)

座長:大島 一真(九州大学)

11:30 〜 11:45

[1B06] FeAl-LDH由来酸化物触媒を用いるCO2水素化による低級炭化水素合成

○橋爪 優希1、福 康二郎2、大塚 浩文3、山本 直生3、池永 直樹2 (1. 関西大学大学院理工学研究科、2. 関西大学環境都市工学部、3. 大阪ガス株式会社エネルギー技術研究所)

キーワード:CO2 hydrogenation, light hydrocarbons, layered double hydroxide

CO2水素化による低級炭化水素合成においてFe系酸化物触媒が活性を示すことが知られている。そこで、触媒活性向上を目指しFe系層状複水酸化物由来の酸化物(FeAl)へのRuとMn種の添加効果を検討した。FeAlではCO2転化率が20.1%であったが、RuとMn種を導入することで35.8%まで向上した。さらに、C2-C3収率は約6倍増加した。これらはRu種導入により水素化活性が促進され、またMn種導入により触媒表面の塩基量が増加しCO2吸着が促進されたことが要因であると考察している。