資源・素材2023(松山)

講演情報(2023年8月10日付 確定版)

企画講演

【企画講演:ハイブリッド開催】海洋鉱物資源の開発に向けた取り組み[9/13(水) AM 第2会場]

<現地+オンラインのハイブリッド開催>

2023年9月13日(水) 09:00 〜 11:45 [第2会場] 4F EL44(共通講義棟C)

司会者:野尻 冴子(JOGMEC)

10:45 〜 11:00

[2201-09-07] 海底熱水鉱床開発による環境影響を予測するための数値モデルの開発

○石田 暁之1、山本 祐也2、江里口 知己3、小松原 由美3 (1. 独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構、2. 株式会社KANSOテクノス、3. 株式会社サイエンスアンドテクノロジー)

司会者:野尻 冴子(JOGMEC)

キーワード:海底熱水鉱床、環境影響予測、かく乱実験、数値モデル

海底熱水鉱床の採掘においては、掘削に伴い掘削くずや巻き上がった堆積物等が周辺に拡散・再堆積することから、周辺環境への影響評価をする必要がある。そこで、2017年の採鉱・揚鉱パイロット試験に先立ち、掘削に伴う濁りの拡散範囲や再堆積の厚さを予測する数値モデルの予測精度の検証を目的に、海底面のかく乱実験を実施した。
かく乱実験では、実験前から実験後まで、かく乱地点及び周辺の再堆積の厚さをモニタリングした。実験の結果、かく乱地点東側の隆起に沿った南北の地点で再堆積が認められ、かく乱地点の南東ではかく乱から5日後の調査において厚さ5mmの再堆積が確認された。
かく乱実験の実験条件及び実績に基づいて予測した計算結果とモニタリング調査の結果を比較すると、濁りの分布パターンや再堆積の厚さは両者の間でおおむね一致していた。これより、数値モデルによって濁りの拡散範囲や再堆積の厚さを予測可能であることが確認された。

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