11:20 〜 12:00
[3501-04-04] 脱硫廃触媒からのレアメタルの湿式分離回収
司会者:三木 一 (九州大学)
キーワード:浸出、溶媒抽出、晶析、脱硫廃触媒、レアメタル
高度な環境技術を有する我が国において,その代表的な環境技術が脱硫触媒,自動車触媒などの触媒技術であり,環境の保全・改善に役立つ環境触媒である。環境触媒には活性物質としてMo,V,Ni,PGMなど多くのレアメタルが使用される。例えば,脱硫触媒はMo,Ni, Coなどをアルミナ担体に担持した触媒で,使用するにつれて重油中に含まれるV,Niなどが硫黄と共に触媒表面や細孔に付着することで劣化し,比較的短期間で廃触媒となる。しかし,脱硫廃触媒には高濃度のMo,V,Niなどのレアメタルが含まれ,しかも大量に排出されることになる。また,近年では資源産出国における資源ナショナリズムの高まり,さらに,環境触媒に使用されるレアメタルを確保するために,資源産出国での環境負荷と引き換えで生産されていることを認識し,国内で発生する環境廃触媒をはじめとした二次資源からMo,Niなどのレアメタルを回収・リサイクルすることは,日本を含めた天然資源を国内に埋蔵しない先進国の役割として特に重要である。
本報告では,環境廃触媒の中から脱硫廃触媒を例として取り上げ,湿式処理による脱硫廃触媒からのレアメタルの分離回収を検討した結果を報告する。
本報告では,環境廃触媒の中から脱硫廃触媒を例として取り上げ,湿式処理による脱硫廃触媒からのレアメタルの分離回収を検討した結果を報告する。
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