13:30 〜 13:50
[95] 40人/haを下回る市街化区域とその存在を踏まえた区域区分制度のあり方に関する研究
キーワード: 区域区分、市街化区域、人口密度、40人/ha
本研究は、市街化区域の人口密度が40人/haを下回る都市に着目し、現状の把握及び今後の区域区分制度のあり方を検討することを目的とする。
昭和50年、平成7年、平成27年の市街化区域内の人口密度変化により空間特性を把握し、人口密度要件の認識についてヒアリングで把握した。その結果、可住地人口密度で人口密度算出し、都市計画区域全体の市街化区域の人口密度判定により人口密度要件を満たしていること、拡大市街化区域の計画人口と実人口に大きな差があるものの検証等を行っていないことが明らかとなった。従って、市街化区域の現状を的確に捉えないまま人口密度要件が達成されていたことを確認した。市街化区域の区分毎にことなる人口動態や、世帯人員の減少が進んでいることを踏まえて、人口密度要件のみで一律に市街化区域を設定することには限界があることを指摘したい。
昭和50年、平成7年、平成27年の市街化区域内の人口密度変化により空間特性を把握し、人口密度要件の認識についてヒアリングで把握した。その結果、可住地人口密度で人口密度算出し、都市計画区域全体の市街化区域の人口密度判定により人口密度要件を満たしていること、拡大市街化区域の計画人口と実人口に大きな差があるものの検証等を行っていないことが明らかとなった。従って、市街化区域の現状を的確に捉えないまま人口密度要件が達成されていたことを確認した。市街化区域の区分毎にことなる人口動態や、世帯人員の減少が進んでいることを踏まえて、人口密度要件のみで一律に市街化区域を設定することには限界があることを指摘したい。