[J1-P-23] 不知火海で吹く風について
研究者氏名:2年 新宅草太・小林 瑞・本田琢磨・徳丸亮汰/1年 米田直人・村上聖真・吉田大暉・西川幸輝
1.目的
不知火現象の観測所である永尾剣神社で吹く風を知りたいが、永尾剣神社付近には気象庁の観測所がない。そこで不知火海で吹く風を調べ、永尾剣神社で吹く風を推測する。
2.1日の中での風の特徴方法 2011~2020年(10年間)の風向、風速を時間別にまとめる。①地点:松島 ②天候:降水量が0の時 ③季節:1、2月 結果 昼は北東からの強い風、夜は南西からの弱い風が吹いている。北東の風は海から、南西の風は陸から吹く風であることが地図を見るとよくわかる。考察 風向・風速が昼夜で逆になる特徴、陸と海の位置関係から松島で吹いている風は海陸風だと考えられる。
3.1年間での風の特徴方法 10年分(2011年~2020年)の気象データをそれぞれ月ごとにまとめる。①地点:松島、八代 ②天候:降水量が0の時
③時間:1~3時(夜)、13~15時(昼)結果 夜は弱い陸風、昼は強い海風が多くなっている。特に、昼の松島では冬に強い海風が多く、八代では夏に多い。考察 不知火海を挟んで対岸にある両地点で昼夜の風の特徴が逆になっており、不知火海を中心として海陸風が生まれていることが分かる。
4.永尾剣神社で吹く風
永尾剣神社は不知火海の北に位置する。よって、永尾剣神社でも海陸風が吹いているならば、夜は北からの弱い風、昼は南からの強い風が吹いていると予想される。
しかし、宇土半島は南北に3~10㎞の陸地に200mほどの山が連なっており、北側に位置する有明海と南側の不知火海とを隔てている。陸としての機能を果たし、海陸風が吹いているかは、現在のところ、よく分からない。
そこで、今後は、夜と昼において、宇土半島の北側と南側の地点で、自前で風のデータ収集を行い、宇土半島が陸として機能しているかを明らかにしたい。また、夏と冬での季節風の要因について明らかにしたい。
5.まとめ
不知火海では海陸風が吹いている。しかし、宇土半島が陸として機能しているのかどうかは、未だに分からない。そこで今後は、宇土半島の北側と南側で風の実地調査を行いたい。
6.キーワード
永尾剣神社、不知火海、海風、陸風、海陸風
1.目的
不知火現象の観測所である永尾剣神社で吹く風を知りたいが、永尾剣神社付近には気象庁の観測所がない。そこで不知火海で吹く風を調べ、永尾剣神社で吹く風を推測する。
2.1日の中での風の特徴方法 2011~2020年(10年間)の風向、風速を時間別にまとめる。①地点:松島 ②天候:降水量が0の時 ③季節:1、2月 結果 昼は北東からの強い風、夜は南西からの弱い風が吹いている。北東の風は海から、南西の風は陸から吹く風であることが地図を見るとよくわかる。考察 風向・風速が昼夜で逆になる特徴、陸と海の位置関係から松島で吹いている風は海陸風だと考えられる。
3.1年間での風の特徴方法 10年分(2011年~2020年)の気象データをそれぞれ月ごとにまとめる。①地点:松島、八代 ②天候:降水量が0の時
③時間:1~3時(夜)、13~15時(昼)結果 夜は弱い陸風、昼は強い海風が多くなっている。特に、昼の松島では冬に強い海風が多く、八代では夏に多い。考察 不知火海を挟んで対岸にある両地点で昼夜の風の特徴が逆になっており、不知火海を中心として海陸風が生まれていることが分かる。
4.永尾剣神社で吹く風
永尾剣神社は不知火海の北に位置する。よって、永尾剣神社でも海陸風が吹いているならば、夜は北からの弱い風、昼は南からの強い風が吹いていると予想される。
しかし、宇土半島は南北に3~10㎞の陸地に200mほどの山が連なっており、北側に位置する有明海と南側の不知火海とを隔てている。陸としての機能を果たし、海陸風が吹いているかは、現在のところ、よく分からない。
そこで、今後は、夜と昼において、宇土半島の北側と南側の地点で、自前で風のデータ収集を行い、宇土半島が陸として機能しているかを明らかにしたい。また、夏と冬での季節風の要因について明らかにしたい。
5.まとめ
不知火海では海陸風が吹いている。しかし、宇土半島が陸として機能しているのかどうかは、未だに分からない。そこで今後は、宇土半島の北側と南側で風の実地調査を行いたい。
6.キーワード
永尾剣神社、不知火海、海風、陸風、海陸風