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[IJ5.2-03] インクジェットバイオプリンティングによる臓器づくりのための挑戦的研究
日本でも世界でも多くの人が臓器を待っている。移植臓器は科学の力で作るべく、生きた細胞から生きた 臓器を作る組織工学の研究が始まってはや25年が経とうとしている。従来の組 織工学の課題を解決して限界を超えるために、『機械で臓器を作れるか?』の挑戦を始めた。インクジェットのポテンシャルを知り、世界 に先駆けて生きた細胞を3次元で配置するインクジェット式3Dバイオプリンターを開発した。インクジェットの導入は、再生医療・組織工学の領域に おいて、様々なブレークをもたらす可能性がある。インクジェットバイオプリンティングによる臓器作りの自験例を概説するとともに、 様々な挑戦的要素について概説する。