第18回日本口腔ケア学会総会・学術大会 第1回国際口腔ケア学会総会・学術大会 合同会議

大会長挨拶

医療のメインストリームを担う口腔ケア

 

第18回日本口腔ケア学会総会・学術大会 
第1回国際口腔ケア学会総会・学術大会
合同会議 

大会長 星 和人 

東京大学大学院医学系研究科 外科学専攻 感覚・運動機能医学講座
口腔顎顔面外科学 教授

 

日本口腔ケア学会会員の皆さん、こんにちは。大会長を務める星 和人です。
 
看護の一環として始まった口腔ケアも、日本口腔ケア学会会員の皆さんのおかげで研究が進み、癌や生活習慣病、感染症などの治療成績に深くかかわることがわかってきました。口腔ケアは、人類の健康や幸福に大きな影響を及ぼす治療であり、まさに、医療のメインストリームを担う治療技術として認識される時代がやってきました。
 
このような時代の流れを受け、日本で発展した口腔ケアを世界に発信し、口腔ケア技術の世界への普及を通じて日本ならでは国際貢献を行うことを目的に、国際口腔ケア学会を発足しました。本年は第1回国際口腔ケア総会・学術大会も合同で開催します。
 
今回の学会では、会員の皆さんが、それぞれの立ち場で培ってきた治療技術を共有し、議論し、高めあえるように、手技の動画や実際の医療現場のデータをふんだんに入れ込んで発表していただくよう配慮しました。
COVID-19流行の影響で、会場に来にくい方もいらっしゃると思われますので、今回の学会は、対面とオンラインのハイブリッド形式にしました。オンラインでは、発表を繰り返しご覧になれます。ハイブリッド形式の利点も最大限に生かし、学会を有意義に活用してください。
 
皆さんのご参加を心からお待ちしております。