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[J44] ICFを活用した学齢期の発達障害支援から多領域連携の実現可能性を考える
チームベースの網羅的情報把握による支援視点の共有化と支援の深まり
キーワード:ICF(国際生活機能分類)、多領域連携、発達障害支援
ICF情報把握・共有システム(安達,2018)を発達障害支援に活用した結果から、ICFによる多領域連携の実現可能性を考える。保護者を含む7名の支援チームでICF項目により把握した支援関連情報を支援会議で共有し、支援方法を検討・考案した。システムにより分類整理された把握情報の複数の支援者による相互確認を通じて、学校・事業所・家庭等の場面で異なる対象児の様子を共有した。対象児童(以下T)の様子を場面の観点から検討し、刺激量の多少、見通しの有無、安心できる相手か否か等の環境要因がTの気持ちの乱れに影響していること、自己感情への気づきが不十分であることが確認され、支援方法の共有化が図られた。
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