一般社団法人日本LD学会 第28回大会(東京)

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ポスター発表

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[P1] ポスター発表1

2019年11月9日(土) 10:15 〜 10:55 ポスター会場 (3F 301+302)

10:15 〜 10:55

[P1-010] 書字の困難さを主訴とする中学1年生3例の言語特徴について

〇金子 弥栄子1 (1. 自治医科大学附属病院リハビリテーションセンター)

キーワード:書字困難、中学1年生、言語特徴

書字の困難さを主訴とする中学1年生男児3名の言語特徴について検討した。3名ともカタカナや漢字の書字において、低下や非流暢さがみられた。1名は言語発達の遅れが疑われ、同時に音韻の未熟さ、語想起の弱さなどがみられた。2名は逆唱などの音韻操作に時間を要し、音韻の弱さが疑われた。読み書き障害児の言語発達・読み書き能力の発達は個人差が大きいとされ、3名の言語特徴にも個人差がみられた。3名は学童期に読み書きの困難さが生じていたが、行動面の問題が顕著であった1名以外に適切な個別支援の介入はなかった。読み書きの問題は顕在化しづらい。適切な介入のためには児の問題への早期の気づきと適切な評価が必要である。

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