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[P10-119] 行動問題を示す自閉スペクトラム症児の兆候行動に対する機能的アセスメントの効果
- 教師2名による指導を通して -
キーワード:機能的アセスメント、兆候行動、自閉スペクトラム症
岡村ら(2007)を参考にASD症児の兆候行動の機能を分析して機能的アセスメントに基づく指導計画を立案し,教師2名が共通の約束カードや評価表を用いて指導を行った。これらにより,兆候行動の生起率を低減させ機能的なコミュニケーションを形成して学習活動を遂行できるか検討した。兆候行動は,課題の間違い指摘時等に生起し,逃避の機能が推定された。指導では学習開始前に約束カードを,兆候行動の非生起時は強化子を提示し,課題がわからない時は要求言語行動を教示した。結果,兆候行動は低減し,要求言語行動が増加した。結果から,岡村らの方法は兆候行動の低減に有効であったことが示された。
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