[P10] ポスター発表10

[P10-129] 幼稚園の園行事における障害傾向を有する幼児の特性を踏まえた合理的配慮

〇三島 秀晃¹、久保田 健夫^2,3、太田 裕子² (1. 聖徳大学大学院　教職研究科　教職実践専攻、2. 聖徳大学大学院 教職研究科、3. 聖徳大学　児童学部児童学科)

キーワード：合理的配慮、幼児教育、園行事

障害のある幼児が園行事への参加できる適切な合理的配慮を明らかにするために、本研究の対象園と先行研究園における合理的配慮を比較した。その結果、聴覚過敏に対する音源、過敏な皮膚感覚に対する衣服、安心できる人的環境といった配慮はどちらの園でも行なっていた。一方先行研究では混乱を予防するために事前の予定の説明する、という配慮をしているのに対し、本対象園では適度な緊張感があると穏やかになる特性があるため事前に会場の様子を伝えなかった。その結果落ち着いて演技を行うことができた。したがって園行事においては、合理的配慮を画一的に適用させるのではなく、一人ひとりの特性を踏まえて行うことが重要であると考えられた。