一般社団法人日本LD学会 第28回大会(東京)

講演情報

ポスター発表

ポスター発表 » 高等教育(高校・大学等)での支援/通級による指導/諸外国での取組み/インクルーシブ教育/ユニバーサルデザイン/就労支援/二次障害(不登校、心理的不適応)/研修・専門性の維持向上

[P11] ポスター発表11

2019年11月10日(日) 12:05 〜 12:45 ポスター会場 (3F 301+302)

12:05 〜 12:45

[P11-138] 通常学級における漢字学習方略発見のための「屋台」型授業デザインの効果

〇和田 孝子1、宇野 宏幸2 (1. 兵庫県伊丹市立鴻池小学校、2. 兵庫教育大学大学院)

キーワード:漢字、学習方略、通常学級

公立小学校通常学級に在籍する5年生101名を対象に,子どもが主体的に漢字の学習方略を発見するために,視覚記憶,聴覚記憶,エピソード記憶の3つの学習の場を「屋台」に見立てて提供した。子ども自身が方略を選択して学習する漢字の授業を3回行った。これらが,学習方略の選択と漢字書字テストの正答率に及ぼす影響ついて検討した。屋台群漢字では,正答率が26.3%増加した。また,非屋台群漢字は,17.5%増加した。屋台群漢字・非屋台群漢字ともに書字テストの正答率が上昇したことから,子どもにとって「屋台」型授業が,漢字習得に有効である可能性が示された。

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