[P2] ポスター発表2

[P2-017] 軽度知的障害児における読み書き支援の基礎的検討

- ２文字、３文字、４文字動詞の語彙理解の評価に関する検討 -

〇増田 純子^1,2、中 知華穂²、銘苅 実土⁴、雲井 未歓⁵、吉田 有里⁶、小池 敏英²、後藤 隆章³ (1. NPO法人スマイル・プラネット、2. NPO法人ぴゅあ・さぽーと、3. 横浜国立大学教育学部、4. 帝京大学教育学部、5. 鹿児島大学教育学部、6. 東京学芸大学連合大学院)

キーワード：軽度知的障害、学習支援、語彙理解の評価手続き

軽度知的障害児の読み書き支援の基礎研究として、語彙理解を評価する手続きに関して検討を行った。就労移行支援を10年以上行ってきた3名の支援員に対して、小学校国語辞典に収録されている全ての平仮名2文字、3文字、4文字の動詞単語を提示し、「始めに教えたい単語」「次に教えたい単語」「最後に教えたい単語」として評価するよう依頼した。その結果、3文字と4文字の動詞単語の親密度について、「始めに教えたい単語」と「最後に教えたい単語」で有意に異なることがわかった。これにより3文字と4文字の動詞 の中で親密度の異なる単語について、支援員は、習得する上で学習支援が必要であると判 断していることを指摘できる。