[P2] ポスター発表2

[P2-021] 小学生の書字の「読みやすさ」（legibility）と視覚認知・目と手の協応の関係

～WAVESを用いて～

〇富永 絵理子¹、河野 俊寛²、奥村 智人¹、三浦 朋子³、増本 利信⁴、岡野 由美子⁵、若宮 英司⁶、北出 勝也⁷ (1. 大阪医科大学ＬＤセンター、2. 金沢星稜大学人間科学部、3. 堺清恵会LDセンター、4. 東彼杵町立千綿小学校、5. 奈良学園大学人間教育学部、6. 藍野大学医療保健学部看護学科、7. 視機能トレーニングセンターJoyVision)

キーワード：書字、目と手の協応、視覚認知

小学生における書字の「読みやすさ」（legibility）と、目と手の協応、視覚認知の関係について、小学校4年生93名（公立小学校の普通学級に在籍する児童58名（定型群）と学習の困難を訴え大阪医科大学ＬＤセンターに来所した児童35名（LDC群））を対象に、単文字の評価点とWAVESの指数および下位検査の評価点を用いて群間比較および各群での相関分析を行った。その結果、LDC群で「読みやすさ」に低下がみられた。また、定型群では目と手の協応や視覚認知といった認知的背景が「読みやすさ」に影響しているが、LDC群ではADHDなどの影響が強く、行動面の要素も複合的に「読みやすさ」に影響していると思われた。