[P6] ポスター発表6

[P6-075] 「読めるけれど書けない」中学生への英単語綴り指導の試み

～音韻認識活動とシンセティックフォニックスを中心に～

〇太田 真樹子¹、太田 篤志²、藤井 悦子¹ (1. 株式会社アニマシオン　リンクス学習サポート、2. 株式会社アニマシオン　プレイジム)

キーワード：読み書き、音韻認識、フォニックス

英単語を読むことは概ねできるが正確に綴ることは苦手とする中学生は多い。当事業所では英単語を正確に綴ることを目標として、読み書きの基礎となる音韻認識を向上させる活動と、文字と音の対応ルールを習得するフォニックスの手法を中心に段階的な指導を行った。まず音韻認識活動では英単語を聞き音素単位で分解する操作を行い、次に分解した音素を文字へと変換する課題を提供した。介入前後の検査結果を比較するとスコアは向上しており、学習全般への意欲の向上もみられた。ここでは、対象生徒2名の誤り傾向の分析とその対策、その成果について事例検討をもとに報告する。