一般社団法人日本LD学会 第28回大会(東京)

講演情報

ポスター発表

ポスター発表 » 計算・算数/心理アセスメント/支援体制の構築/学校(幼・小・中学)での支援

[P7] ポスター発表7

2019年11月9日(土) 17:15 〜 17:55 ポスター会場 (3F 301+302)

17:15 〜 17:55

[P7-087] 計算の発達過程についての基礎的研究

- 整数と小数・分数の計算の関係性の検討 -

〇伊藤 一美1 (1. 星槎大学大学院教育学研究科)

キーワード:計算障害、計算の正確性と流暢性、計算の発達段階

本研究は、計算のつまずきに早期に気づき、支援につなげるため、その発達過程を明らかにすることを目的としている。今回は小学校4年生終了時に、整数の四則計算と小数の加減乗除、同分母分数の加減算の習熟度と、計算の正確性と流暢性のテストを実施し、比較検討した。その結果、整数に比べて小数の計算の正答率は低いこと、整数の計算はできるが小数の計算につまずく子どもがいることが分かった。このことから、小数や分数の計算の習熟には、計算の種類によって必要とされる処理に違いがあるため、計算が苦手な子どもにとっては、段階的に積み重なるというより、概念的な理解だけではなく、手続き的スキルの適用が重要であることが示唆された。

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