[P1-01] WISC-Ⅳの下位検査の誤答数はどの程度が多いと考えるべきか?
キーワード:WISC-Ⅳ、誤答数、質的情報
本研究はWISC-Ⅳ下位検査の誤答数の多さに関する基準を検討するため,A療育機関の外来児童を対象にWISC-Ⅳの下位検査の誤答数の平均値,標準偏差,中央値を算出し,年齢やFSIQ水準によって誤答数が変わるかを検証した。その結果,誤答数の判断基準値として「類似」は4個,「単語」は6個,「理解」は4個,「積木模様」は2個,「絵の概念」は6個,「行列推理」は4個,「順唱」「逆唱」は共に2個,「語音整列」は6個,「符号」は2個,「記号探し」は4個と考えられた。ただし誤答数は仮説を立てるものであり,厳密に個数で判断するのではなく,幅を持って捉えること,年齢やFSIQ水準によって誤答数が変わる下位検査があると考えられた。
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