[P1-03] ある自閉症者の発達の経過について
K式とWISCの推移から
キーワード:自閉症、発達検査、知能検査
本研究は幼児期から青年期まで、定期的に新版K式発達検査2001およびWISCーⅣを受検した自閉症者の一事例から、発達の経過について検討することを目的とした。その結果、幼児期はその時の気持ちや環境によって指数が65から86の間で大きく変化し、児童期以降は指数が85から99へと伸びた。領域や指標は指数にアンバランスさがみられ、視覚的に物事を捉えることが得意で、苦手なことに比べて指数が早くから上昇した。幼児期の検査は一度のみで判断せずに、発達の伸びを確認することが重要であることや児童期以降は能力の変化があるために、その時々で持っている力を把握しておくことが重要であると考えられた。
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