一般社団法人日本LD学会 第29回大会(兵庫)

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[P13] ユニバーサルデザイン

[P13-01] 小学校の通常学級における集団の認知特性に応じたユニバーサルデザインの授業をめざして

PASS理論を用いた児童の自己評価による質問紙調査を活用した授業づくり

〇阿部 敬信1、嶋田 実優2、北野 葵依3 (1. 九州産業大学、2. 大分大学教育学部附属幼稚園、3. 別府市立鶴見小学校)

キーワード:PASS理論、授業のユニバーサルデザイン、学級集団

本研究では、小学校の通常学級においてPASS理論を用いた児童の自己評価による質問紙調査を授業前に実施する。これによって「学級」の認知特性を把握し、その特性に応じたユニバーサルデザインの「授業づくり」を行う。このことにより、児童が「わかって楽しい」と思え、学力が身に付くのかを検証した。その結果、調査を行った二つの学級の認知特性は異なっていた。それぞれの学級の認知特性に応じたUDの授業を行ったところ、児童は好意的に受け止め、事後の指導内容に関する小テストの得点はUDの授業が高かった。このことから、「学級」の認知特性に応じたUDの授業は、児童が「わかって楽しい」と思える授業になっていると判断した。

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