[P14-06] 読み書き障害のある中学生に対する公立高校入学試験での合理的配慮申請過程の検討
- 関係諸機関の連携事例より -
キーワード:読み書き障害、高校入試での合理的配慮、関係諸機関との連携
読み書き障害のある中学校の通常の学級に在籍する生徒に対して、本県では前例のない高校入試での代読の合理的配慮提供を目標に、特別支援学校巡回相談員、中学校特別支援教育コーディネーター、大学の読み書き障害専門家及び医療機関が連携して取り組んだ支援経過を報告し、支援のあり方や今後の課題を検討した。代読による配慮の実施には、読みの実態や代読効果を示す客観的な検査結果や資料による根拠が重要であり、配慮のための個別の調整には、コーディネーターのように専門的な知識をもつ人材が必要であった。関係諸機関と在籍校との連携には、小学校より担当を継続した巡回相談員による連絡調整が有効であった。今後は障害当事者の自立という観点からICT機器による音声読み上げが検討できるとよいであろう。
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