[P14] 支援体制（校内・地域等）の構築

[P14-08] 精神疾患・心身症（こころの病気）のある児童生徒の教育的支援【Co-MaMe】の提案

- 適応や行動面の困難，発達障害の二次障害，不登校経験等のある子どもの支援 -

〇土屋 忠之¹、大崎 博史¹、藤田 昌資¹、小西 孝政¹ (1. 独立行政法人国立特別支援教育総合研究所)

キーワード：教育的ニーズ、支援方法、アセスメント

精神疾患及び心身症はこころの病気とも言われ，発達障害の二次的障害や，不登校等の行動面や適応面に困難のある児童生徒が含まれ，小・中学校や高等学校，特別支援学校等にて支援が必要になっている。こころの病気のある児童生徒が多く在籍する特別支援学校（病弱）の教員から，教育的ニーズをもとに支援・配慮を集約し，整理・分析を行った。結果から新たな支援方法「多相的多階層支援:Continuous Multiphase and Multistage educational support」(以下Co-MaMe：こまめ)を開発した。Co-MaMeの【アセスメントシート】や【支援・配慮のイメージ図】を用いることで，児童生徒の実態や支援を「見える化」でき，複数の教員で支援を共通理解しながら進めることが可能となった。