一般社団法人日本LD学会 第29回大会(兵庫)

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ポスター発表 » LD以外の発達障害(ASD・ADHD・DCD等)

[P7] LD以外の発達障害(ASD・ADHD・DCD等)

[P7-04] 生態心理学(バーカーの行動場面理論)からのASD児へのアプローチ

- 「行動場面のシステム構造の評価」に基づく対話的学習の支援 -

〇樋口 和彦1 (1. 島根大学教育学部)

キーワード:自閉症スペクトラム障害、生態心理学、対話的学び

重度・重複障害児の学習に影響する要素、➀対人関係の成立、②能動的に取りくめる学習内容の選定、③障害の特性に配慮した活動の場の設定の3つの視点(樋口, 2015; 2018)は、ASD児にも応用できる可能性がある。これまでのASD児の学習の検討は、➀対人関係の成立に関するもの、③障害の特性に配慮した活動の場の設定に関するものがほとんどであった。ASD児は、『自己の特性を環境に同化させようとする傾向が強い』ため教師の意図する活動に参加しにくい。樋口(2020)は、「行動場面のシステム構造の評価(5区分)」を示した。これに基づき、ASD児の価値観に添った活動を行い、関係構築後、教師の価値観に自発的に歩み寄る状況をつくることが有用である。

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