[P8] 就学前の支援

[P8-01] 自閉スペクトラム症幼児と知的発達症幼児の多重感覚を活用したペアリングインタラクション

〇藤澤 憲¹、横山 由紀²、高橋 眞琴³ (1. 和歌山県立和歌山さくら支援学校、2. 特定非営利活動法人　トレッペン、3. 鳴門教育大学大学院)

キーワード：多重感覚、自閉スペクトラム症幼児と知的発達症幼児、ペアリングインタラクション

今日，学校教育において通級による指導の増加をはじめとして発達に課題のある子どもの増加が示唆されている。本研究では就学を目前とした自閉スペクトラム症幼児１名と知的発達症幼児１名に対して，多感覚を活用したペアリングインタラクションを促す取り組みを実施し，多感覚を活用したプログラムの有効性を検討することを目的とした。セッションを追う毎に，多感覚を活用した教材・教具を媒介として，幼児と支援者との関わりを軸に，幼児同士の関わりが深まっていった。その結果，両幼児は相手の気持ちに立って，話を待つことができるようになり，相互のコミュニケーションが促進された。