一般社団法人日本LD学会 第29回大会(兵庫)

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[P9] 義務教育期(小・中学)の支援

[P9-03] 特別支援教育と生徒指導の観点から支援を必要とする生徒を抽出するために作成したスクリーニング尺度に関する検討

〇大森 陽子1、宮前 義和2 (1. 公立中学校、2. 香川大学)

キーワード:特別支援教育、生徒指導、スクリーニング

【目的】特別支援教育と生徒指導の観点から支援を必要とする生徒をスクリーニングするための尺度を作成することを目的とする。【方法】(1)中学校1年生及び担任を調査協力者とした。(2)尺度の原案を作成した。【結果】(1)教員用スクリーニング尺度の第Ⅰ因子は「行動の不適切さ」であり,第Ⅱ因子は「情緒的な不安定さ」であった。α係数は.86,.77であった。(2)生徒用スクリーニング尺度の第Ⅰ因子は「学校生活の充実」であり,第Ⅱ因子は「情緒的な不安定さ」であった。α係数は.57,.40であった。【考察】教員用スクリーニング尺度の妥当性、信頼性は十分だが,生徒用スクリーニング尺度の信頼性には課題がある。

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