コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 補修・補強(材料)

補修・補強(材料)1

2025年7月16日(水) 10:00 〜 12:00 第4会場 (アイーナ8階 811)

座長:佐藤あゆみ(建築),櫨原弘貴(土木)

[1160] 補修用モルタルの諸特性に対する使用済みタイヤ由来の微粒子ゴムとグラフェンの影響

小野田凌太1, 上野敦1, 大野健太郎1, 鎌田知久1 (1.東京都立大学)

キーワード:補修用モルタル、微粒子ゴム、グラフェン、圧縮強度、静弾性係数、乾燥収縮、水分浸透性状

鉄筋コンクリート床版の補修では断面修復工法が多く採用されている。この工法では一般に,床版と補修材の静弾性係数を同程度とし,補修材の乾燥収縮を抑え,応力集中を避けることで,床版と補修材の界面での剥離を抑制できることが報告されている。本研究では,補修材料に要求される機械的特性,乾燥収縮性状,物質透過性に対して,低弾性骨材としての使用済みタイヤ由来の微粒子ゴム(MRP)およびナノマテリアルの1つであるグラフェンの混和による影響について検討した。その結果,MRPとグラフェンを混和することで各種特性の向上および低下が確認された。