[1177] Effect of Sand-total Aggregate Ratio on Compressive Properties of Cylindrical Concrete Specimens
Keywords:細骨材率、応力ピーク時のひずみ、有限要素解析、コンクリートの圧縮側の応力-ひずみモデル
本研究では,細骨材率の異なる(44.8~47.2%)コンクリート円柱供試体を作製し,一軸圧縮強度試験および静弾性係数試験を行うことで,圧縮性状についての実験的検討を行った。次に,実験結果を対象として,有限要素解析により,既往の圧縮側の応力-ひずみモデルの適用性の確認を行った。実験結果より,細骨材率の減少に伴い,応力-ひずみ曲線における応力ピーク時のひずみが大きくなることが示された。また,解析による検討を行った結果,細骨材率が大きくなるにつれて,解析で適用した既往の圧縮側の応力-ひずみモデルによっては,実験結果の応力ピーク時のひずみを表現できない可能性があることが示唆された。