演題募集(公募)
こちらは公募演題ページです
(指定演者の方には、個別にメールにてご登録方法をご案内しております。
メールが届いてない場合には、運営事務局までご連絡ください。)
募集期間
2023年11月8日(水)正午 ~ 2024年1月10日(水)正午
1月24日(水)正午
1月31日(水)正午
演題募集を締め切りました。多数のご応募ありがとうございました。
登録方法(公募)
- インターネットによるオンライン登録のみです。
- 演題登録をされる方は参加登録、参加費の支払後に演題登録をしていただきます。
- 下記の演題区分によって演題を募集いたします。
- 下記内容をご一読いただき、ご登録をお願いします。
- 当ページ内に演題登録⽤のページを開設致しますので、期間内に登録をお済ませ下さい。(詳しくは下記の演題登録の流れをご参照ください。)
演題登録(公募)の流れ
登録手順および登録方法のマニュアルを参照し、下記の手順で演題登録を行ってください。

演題登録(公募)の手順
必ず下記のマニュアルを参照してください。
登録方法(公募向け) マニュアル
新規アカウント登録画面への下記「ログインはこちら」ボタンをクリックし、新規アカウント登録・参加費のお支払・演題登録を行ってください。
ログインはこちら
※2023年11月8日(水)正午よりアクセスできるようになります。
指定演者の方には、個別にメールにてご登録方法をご案内しております。
メールが届いてない場合には、運営事務局までご連絡ください。
運営事務局:jcs49-admin@convention.co.jp
- 演題受領確認は、アカウント取得時に入力されたE-mailアドレスに受領通知が届きます。また、演題登録システムにログインしてご確認いただくことも可能です。
- 郵送文書での改めてのご案内はいたしませんので、ご注意ください。
- 登録完了より1日経過しても受領通知メールがお手元に届かない等の場合は、登録が完了していない可能性がございます。登録内容を確認後、完了していない場合は、再度登録をお願いします。
- 受領通知メールが届かない場合、必ず演題登録締切日までにメールにて運営事務局(49jcs.group@nms.ac.jp)まで登録の有無をご確認ください。
応募資格
演題登録に際し、筆頭著者は当会の会員であることが条件となります。
(演題登録後のご入会も承ります。)
※ 本学会の新規会員登録については、2024年4月より、初年度の年会費が無料になります。(4月以降に入会の手続きをしていただけますようお願いいたします。)
※ 研修医・専攻医、メディカルスタッフの方は、非会員の筆頭著者を認めます。入会案内はこちらです。オンラインでの入会が可能です。
学会入会手続きのお問い合わせ先
一般社団法人 学会支援機構内
日本外科系連合学会事務局
〒112-0012
東京都文京区大塚5-3-13ユニゾ小石川アーバンビル4F
TEL:03-5981-6011
FAX:03-5981-6012
E-mail:gekakeirengo@asas-mail.jp
利益相反について
本学会で演題発表を行う演者は、筆頭著者自身の過去1年間における発表内容に関連する企業や営利を目的とする団体に関わる利益相反状態の申告が必要となります。下記を必ずご確認の上、演題登録をお願いします。
「日本外科系連合学会の利益相反に関する指針」PDF
「外科系研究の利益相反に関する指針施行細則」PDF
第49回日本外科系連合学会では筆頭著者の利益相反申告が必要です。
また、利益相反の有無にかかわらず学術集会発表時にはその開示を行う必要があります。
掲示するスライドは申告書見本に準じ作成し、口頭発表の場合はスライドの一枚目に、ポスター発表の場合はポスターの最後に開示を行ってください。
発表時の開示スライドサンプル
申告すべき利益相反状態がある場合
申告すべき利益相反状態がない場合
倫理指針について
2015年4月より「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」が施行されており、今後、倫理指針を遵守することが求められています。
発表内容は、ここに示される倫理指針を遵守した研究であることが望ましいとされています。
学会発表における倫理指針のフローチャートおよびカテゴリー分類をご確認の上、演題登録時にご自身の発表内容が該当する項目を下記より選択してください。
⇒学会発表における倫理指針のフローチャートおよびカテゴリー分類
- 倫理審査が不要な発表である(症例報告/連結不可能匿名化データを扱った研究/論文や公開されたデ一ターベース、ガイドラインの解析研究、培養細胞のみを扱った研究、法令に基づく研究)。【カテゴリーA】
- 観察研究で所属施設の承認を得ている。【カテゴリーB】
- 観察研究で今後所属施設か関連施設、医師会などの倫理審査を受ける予定である。【カテゴリーB】
- 介入研究で所属施設の承認を受けて公開データべ一スへの登録が済んでいる。【カテゴリーC】
- 介入研究で所属施設の承認を受けて公開データべ一スへ登録する予定である。【カテゴリーC】
- その他のカテゴリーの研究で所属施設の承認を得ている。また、遺伝子治療やヒ卜幹細胞を用いた臨床研究であれば国の承認を得ている。【カテゴリーD・E】
発表形式と分類項目
以下の内容で募集いたします。
※シンポジウム、パネルディスカッション、ワークショップで採用されない場合、一般演題での発表に移行させていただきます。
※一般演題はオンデマンド配信のみとなります。
学会当日の会場でのご発表はなく、会期前に音声付きスライド(mp4)をアップロードいただくことで発表といたします。
シンポジウム
胃癌に対するロボット手術は2018年に保険収載され、その後2022年には保険点数の加算も認められるようになった。現在、胃癌に対する手術症例の約15%がロボット支援下で行われている。しかしながら、腹腔鏡手術に対するロボット手術の優越性は未だ明確にされていない。本シンポジウムでは、腹腔鏡手術に対してロボット手術が明らかに優れていると思われる点、術式などに関して提示して頂き、今後の方向性を示して頂きたい。
大腸癌に対するロボット手術の現況と将来展望 (一部公募)
本邦におけるロボット大腸手術は2018年4月から直腸癌、2022年4月には結腸癌が保険収載となり、急速に多くの施設で行われ始めている。一方、本邦からの直腸癌および結腸癌における明確なエビデンスが未だ無いも現状である。国内の先端施設より手術手技上の注意点・工夫、手術短期成績ならびに長期成績、ロボット手術加算へのハードル、若手教育への問題点など、さらにはロボット大腸癌手術の将来展望についても発表頂きたい。
肝胆膵外科領域におけるロボット手術の現状と展開 (一部公募)
肝胆膵外科領域における低侵襲手術は、肝切除や膵切除、先天性胆道拡張症手術などでのロボット手術の保険収載により大きな転換期を迎えている。ロボット手術の導入により、超高画質立体映像で認識可能な微細な解剖構造もと、自由度の高いデバイスを活用した精緻な切除が可能となった。しかしながら、腹腔鏡下手術のエネルギーデバイスとの違いから、ロボット手術の特性を考慮した切離方法や郭清方法が求められる。また、ロボット手術は基本的にsolo surgeryとなるため、術野展開法やアプローチ法を腹腔鏡下手術とは異なる視点で構築していく必要がある。今後、更なる進化が期待される肝胆膵外科領域におけるロボット手術において、工夫すべきポイントや解決すべき課題について議論していただき、将来の展望についても呈示して頂きたい。
各癌腫におけるオリゴメタスタシスに対する治療 (一部公募)
遠隔転移の治療は全身薬物療法が基本だが、転移が限られた数の場合(オリゴメタ)は局所治療(手術、根治的放射線照射)による治癒・長期管理が可能なことが提唱され、非小細胞肺癌、大腸癌、前立腺癌などでランダム化試験によるエビデンスが提示されている。当シンポジウムでは各がん種におけるオリゴメタの定義、治療、エビデンスの現状について議論頂き、今後のオリゴメタの臨床試験や実地臨床の発展に資することを期待したい。
整形外科における早期社会復帰の試み (一部公募)
患者の生活の質を向上させ、早期社会復帰を実現することは、我々の重要な使命の一つである。本シンポジウムでは、ロボット支援人工関節置換術、脊椎内視鏡手術、関節鏡視下靱帯再建術に焦点を当てて議論する。
これらの手術は、従来の方法と比較して、正確性、患者の回復期間短縮と社会復帰を支援することが期待されている。新たな知識と示唆に触れ有意義なディスカッションが交わされることを期待している。
創傷治癒・創傷治療の新たな展開 (一部公募)
創傷治療と創傷治癒の領域は、近年急速に進化し続けている。本セッションでは、最新の創傷治療材料の発展やその臨床応用、また創傷治癒の最新メカニズム研究に焦点を当てる。細胞治療を含めた創傷治療材料の進歩により、従来の治療法に比べて優れた効果や治療時間の短縮が期待されている。また、創傷治癒のメカニズムに関する知識の進展により、更なる治療法の開発が可能となってきた。本セッションでは、これらのトピックについて深く議論し、創傷治療の未来像を共に考察する。
泌尿器ロボット支援手術における秘伝の技 (一部公募)
泌尿器科領域においては、2012年にロボット支援前立腺全摘除術が保険収載されたのを皮切りに、ロボット支援手術は広く普及し、標準術式となりつつある。しかし、その手術成績はまだまだ満足のいくものではなく、それぞれの術式において有効性と安全性の両面において、よりよい術式の開発が必要である。本シンポジウムでは、各術式の「秘伝の技」をご紹介いただき、さらなる術式の向上について議論を深めたい。
術後合併症に対するIVR (一部公募)
術後合併症はあらゆる外科的手術だけでなく内視鏡、血管造影、あるいはIVR自身によっても起こりうる。その病態は血管損傷にともなう出血・仮性瘤・動静脈瘻や、リンパ管損傷にともなうリンパ濾胞形成・乳び胸腹水、感染からの膿瘍形成、血栓・塞栓、癒着や瘢痕あるいは再発腫瘍による管腔狭窄などであり、ほとんどあらゆる部位、時期に起こりうる。
これらに対し、塞栓術、ドレナージ、血管・胆管形成術といったIVRが主に施行されている。本セッションでは、世界に先駆けて普及しているIVR-CTや、塞栓術一般に認可されたNBCA、ステントグラフトなど、新しい技術を呈示いただき、依頼医・IVR医双方への啓蒙となれば幸いである。
眼科分野の遺伝子治療 (一部公募)
本シンポジウムでは、近年進歩している眼科遺伝子治療研究の最先端について紹介して頂く。指定演者の先生方には、網膜色素変性に対する基礎研究から臨床応用に至るプロセスと2023年度に終了した医師主導治験の結果について、AAVベクターのイノベーションと問題点について、遺伝性網膜疾患の疾患メカニズムから治療薬承認について、海外の治療成績や日本における現状等を述べて頂く予定である。
他科から学ぶ外視鏡手術の価値 (一部公募)
形成外科、耳鼻科、脳外科の3分野が協力し外視鏡手術の合同シンポジウムを開催する。本シンポジウムは、幅広い外科医が参加する本学会こその企画である。外視鏡は安全性と教育に革命をもたらすとされ、臨床応用歴が10年程度の現時点で、3つの異なる診療科が経験と知識を結集することで、各分野に新たな展開をもたらす。さまざまな専門家との交流を通じて新たな視点を獲得し、将来の研究や臨床に役立てることを期待する。
外科系疾患とリハビリテーション (一部公募)
リハビリテーション医療は、障害を捉え、様々な手法を用いて人間らしく生きることを目的とする医学分野で、その対象疾患は殆ど全ての領域にわたっている。近年、外科領域疾患における需要が増加しており、術後機能回復、廃用の予防改善などにより合併症の低減、離床の促進、入院期間短縮などが得られ、ICUからの実施が当然となってきている。このセッションでは外科領域におけるリハビリテーションにつき議論を深め、今後のさらなる発展に繋げていきたい。
手術室の看護師(手術部看護師のキャリアアップ・ライフプラン) (公募)
看護師定着への取り組みは、看護管理上大きな課題である。特殊なスキルを持つ手術室看護師が特別な存在として、活躍できる機会をつくる必要があると考える。そのため、目標達成に向けた関わりと同時に一人ひとりの生き方であるライフプランに沿ったキャリア支援が望ましいとされている。本セッションでは、さまざまな施設の支援体制や取り組みについて発表をいただきたい。
働き方改革(働き方改革における自己研鑽のあり方は?) (公募)
いよいよ、医師の働き方改革の関連制度が2024年4月から開始される。労働時間の上限規制への対応から、修練がなおざりになるようでは本末転倒である。今もなお「自己研鑽に対する上司の指示の有無」の判断に苦しむ現場の課題や、手術の上達や診療技術の獲得に向けた厳しさを保つための意識醸成の取り組みなど、外科医が患者さんに質の高い医療を提供するために、気持ちよく修練を積んでいくためにはどうあるべきかについて議論していただきたい。
パネルディスカッション
食道癌術後合併症低減のための手術手技・周術期の工夫 (一部公募)
手術侵襲が大きく合併症率が高いといわれる食道癌手術であるが、近年は手術の低侵襲化、栄養療法やリハビリテーション、周術期チーム医療の導入、再建臓器血流評価などにより以前に比べると明らかに安全に施行可能となった。しかし現在でも一定の確率で起こりうる術後合併症を更に回避するためには何が必要か、また起きてしまった重篤な合併症をいかにリカバリーするかを含めて手術手技の工夫、周術期管理で注意していることを議論していただきたい。
局所進行直腸癌に対する術前治療の進歩 (一部公募)
進行直腸癌に対しては欧米を中心に術前の化学放射線療法(NACRT)が行われてきたが、近年はさらに術前化学療法を追加するtotal neoadjuvant therapyが注目されるようになり、本邦においても臨床試験が行われるようになった。術前治療が強化されるに伴って治療効果も上昇し、完全寛解に至った症例に対しては、手術を行わないnon-operative managementの可能性も示されるようになった。一方で、括約筋温存手術対象患者においては術前FOLOFOX療法がNACRTに対する非劣性が報告されたことから、直腸がん患者が真に利益を得るために術前治療法や患者群の選別が大きな課題となっている。本セッションでは演者の経験に基づいて直腸癌に対する術前治療のあるべき姿について論じて頂きたい。
急性胆嚢炎に対する腹腔鏡下胆嚢摘出術のピットフォール (一部公募)
急性胆嚢炎に対する腹腔鏡下胆嚢摘出術(LC)は、若手外科医が執刀する機会の多い術式である。しかし、急性胆嚢炎は胆嚢自体の炎症や周囲との癒着の程度により手術難度が大きく変わる。広く一般的に施行されているLCであるが、胆管損傷などの重篤な合併症の発生率は決して低い数字とは言えず、より安全確実な手術手技を行わなければならない。
本セッションでは、各施設における急性胆嚢炎に対する腹腔鏡下胆嚢摘出術の手技の工夫や成績について報告していただきたい。
BRCA遺伝子変異陽性乳がんに対する治療戦略 (一部公募)
BRCA遺伝子変異乳癌はPARP1阻害剤の登場によって新たなサブタイプと考えられるようになった。そのバイオロジー解析が進んでさらに効果的な薬剤が開発されているため、サブタイプとしての重要性は増すと考えられる。また予防切除を含めた外科治療の方針にも影響するため、BRCA遺伝子検査はERとHER2と同様に治療を開始する前に必要な検査となった。このセッションではBRCA遺伝子変異乳癌の治療の現状について議論したい。
高齢者に対する弁膜症に合併した慢性心房細動に対する治療戦略 (一部公募)
心房細動は単なるリズムの異常ではなく脳梗塞や心不全など重篤な合併症を来す予後不良の疾患である。近年注目されている心房性機能性僧帽弁閉鎖不全症・三尖弁閉鎖不全症を有する患者も高齢者で多く認められる。弁膜症と不整脈の治療を同時に行うことは重要であるが高齢者においては手術の侵襲度と治療から得られる利益を天秤にかけて考慮する必要があるかもしれない。各施設における高齢者に対する治療戦略について議論して頂きたい。
嚥下障害の診断と治療の進歩 (一部公募)
嚥下障害診療においても、病態の正確な把握と明確なエビデンスに基づく治療アルゴリズムの確立の必要性が高まっている。そのためには、多角的検査法を用いた診断と治療が今後重要となる。今回嚥下障害診療における最新の診断ツールと治療法の実際について、それぞれのトップランナーの先生方に分かりやすく解説頂き、明日の一歩進んだ嚥下障害診療の実施に繋げたい。
周術期管理におけるタスクシフトの現在と未来 (一部公募)
他職種間でのタスクシフトを実施する際、シフトする側・シフトされる側との間で密な連携が求められる。医師の負担軽減を目的としていますが、お互いにやりがいを感じながらタスクに向き合って頂きたいと考えている。各施設の現状・取り組みをご発表頂き、実際に浮かび上がってきた課題点についても、ディスカッションして頂く。
タスクシフトを活用して、より安全な医療の提供を目指していくべく、皆さまのご意見をお聞かせ頂きたい。
防ぎえた外傷死を減らすためには:現状と課題 (一部公募)
「防ぎ得る外傷死」減少に向けた対策の必要性が叫ばれて久しい。さまざまな取り組みにより、ここ約20年間で外傷診療の質は向上してきた。しかし政府の人口動態調査では本邦の外傷死全体が減少に転じるとは言いがたく、依然として若年層の主たる死因である。未だ達成されていない課題に取り組むことが求められる。本セッションでは各施設の現状と多面的なアプローチや課題を御発表いただき、外傷診療の今後の展望について討議する。
外科領域の感染対策 (一部公募)
近年、手術手技、麻酔技術、感染対策などの進歩は著しいが、SSIだけでなく肺炎や尿路感染などの遠隔部位感染を含めた周術期感染症は、一定頻度で発生している。このような周術期感染症は術後予後に関連するとの報告もあり、感染制御は必須である。本セッションでは、周術期感染症の発生からその影響や治療、感染防止策等、幅広く議論していただきたい。
外科と在宅の架け橋(外科医が知っておくべき在宅医療) (公募)
ロボット手術を初めとして昨今の外科医療の発展は凄まじい。いま外科医として最前線で働く医師は本当に大変であろう。一方でその治療は成功したものの、残念ながら後に再発し化学療法等に至る患者も多くいる。そんな患者が最期に頼るのは在宅医療であり緩和医療である。外科的手技はさることながら、それまでの治療を理解し、そして熟知している外科医がそこにいることだけで安心が生まれる。現在も多忙を極める外科医に在宅医療を更に知っていただくよい機会になればと願い本セッションを企画した。
外科医増産のための取り組みと外科教育の工夫 (公募)
全国の外科医減少の中、若手外科医の確保は重要な課題である。外科の魅力の伝授や外科医のリクルートに向けて、外科教育は重要な要素である。特に、ロボット手術の保険適応拡大により上級医が執刀する機会が増え、若手医師のモチベーションを保つのが難しくなっている。学生や研修医に外科に興味を持ってもらうための取り組みや、若手外科医への手術教育の工夫・問題点を提示してもらい、今後の外科医教育につながる討論を行いたい。
ワークショップ
減量・代謝改善手術の現況と未来 (一部公募)
高度肥満と肥満関連代謝疾患治療を目的とした減量・代謝改善手術がわが国でも徐々に増加しているが、未だ近隣諸国も含めた海外に比較すると総数が少なく、保険診療の制約で純粋な胃縮小であるスリーブ状胃切除術だけが選択肢となっており、バイパス系手術や修正手術などは施行困難な環境である。また急速に普及したGLP-1関連薬との共存など様々な課題がある。本セッションではこれらの課題と将来展望について論じていただきたい。
閉塞性大腸癌に対する治療戦略 (一部公募)
閉塞性大腸癌に対してSelf-expandable metallic stent(SEMS)を挿入した後に待機手術を行うBridge to Surgery(BTS)が短期予後を改善させることへの異論はほぼなくなってきたと思われるが、SEMSが予後に与える影響については未だ議論が残っている。本セッションではSEMSが腫瘍に与える分子生物学的影響に関する基礎的検討を含め、閉塞性大腸癌の長期予後を改善するために、治療戦略をどうすべきか議論していただきたい。
肝切除におけるナビゲーションの展開 (一部公募)
外科手術は、高難度な手術時代を迎えることにより、手術難易度は高度化し、術者のストレスが高まり、認知能力の欠如などから、術中ニアミスやミスを引き起こし、術中合併症ひいては術後の合併症を引き起こすことが報告されている。近年、術者の”気づき”、”見逃し”を改善し安全で確実な手術を行うために、ICG蛍光法、AR/VR、AIなどを用いた術中リアルタイムナビゲーションの有用性が報告されている。本セッションでは、肝切除におけるナビゲーション手術の工夫、未来の外科手術を目指した新規ナビゲーションの技術開発についても論じていただきたい。
複数診療科で考える女性の急性腹症 (一部公募)
急性腹症は、発症1週間以内の急性発症で、手術などの迅速な対応が必要な腹部(胸部等も含む)疾患と定義され、短時間で病歴や身体所見から多くの疾患を効率よく鑑別し、初期対応を行う必要がある。女性の場合には、妊娠に関連する疾患も加わり、また、被曝の影響も考慮することが必要で、検討すべき要素が多く、より複雑である。本セッションでは各領域から、女性の急性腹症に関する留意点についてご発表をいただき、さらにはチームマネジメントについて検討を行い、急性腹症に苦手意識を持つ若手先生方のためになるワークショップを考えている。
骨盤臓器脱におけるロボット支援下手術の現状と課題 (一部公募)
骨盤臓器脱に対する手術として、腹腔鏡下仙骨腟固定術がその高い成功率や低い合併症、再発率などのメリットから、近年急速に普及してきた。さらに、それをロボット支援下に行う手術がlearning curveの短さや術者の負担軽減の観点から注目されている。本セッションでは、骨盤臓器脱手術におけるロボット支援下仙骨腟固定術の現状と課題についてディスカッションして頂き、今後の方向性をお示し頂きたい。
小児における低侵襲手術 (一部公募)
小児外科領域に内視鏡手術が導入され30年が経過した。この間に成人と共通する疾患から小児外科特有の疾患、さらには新生児外科疾患に適応・保険収載が拡大され、その一部にはロボット支援手術も導入されている。一方で高難度手術は症例数が限られ、その教育および技術の伝承に課題がある。そこで、内視鏡手術・ロボット手術などの低侵襲手術において教科書になるような手術や最新の手技を使用した手術動画を供覧して頂きたい。
呼吸器外科領域におけるロボット支援下手術における工夫と安全対策 (一部公募)
呼吸器外科手術では、2018年以降、肺癌、縦隔腫瘍に対するロボット支援下手術の件数が急激に増加し、普及している。アプローチ方法、手技など様々な工夫がされるようになり、今後の新技術の登場も大いに期待される。一方、出血等の危険な状況に遭遇することもある。危機的状況を回避し、トラブルシュートを行うための体制、準備も重要である。本セッションでは、手術おける工夫、安全対策・教育などについて紹介していただく。
進行・再発甲状腺癌に対する新時代のMultidisciplinary management (一部公募)
進行・再発甲状腺癌に対し2014年以降3つのマルチキナーゼ阻害薬が保険収載された。さらに2019年には遺伝子パネル検査が収載され、がん種ごとのドライバー変異を標的とする新規分子標的薬が登場した。遺伝子プロファイリングに基づく個別化治療の発展により、甲状腺癌診療のシークエンスが大きく変化する可能性がある。本ワークショップでは新進気鋭の先生方に、変容する甲状腺癌のMultidisciplinary managementについて、その未来像を含めてご講演いただく。
特定行為研修制度を活用した看護師の役割拡大 ―手術を含む外科領域での実践の成果と今後の展望― (公募)
特定行為研修を終了した看護師は現在約7000名となり、医療機関や在宅分野で活動している。特に医療機関においては手術、外科系領域等で麻酔、集中治療、創傷管理など多くの特定行為が活用されている。しかし、その数はまだ少なく、医師をはじめとした医療者に認知されているとは言い難い。今回は実際の活動を知ることで、医師のタスクシフト/シェアを推進するだけではなく、看護師が特定行為研修を活用することで今後の医療の課題解決にいかに貢献できるか、活動の場をどのように広げていけるか考える機会としたい。
「多様な外科医が活躍する社会」の実現に向けて (公募)
外科はモノカルチャーな社会であり、同質のパフォーマンスを発揮できる人材が評価されてきた。しかし、時代とともに外科医の就労ニーズや生き方は多様化しており、指導的立場の外科医も従来のやり方や既存のモデルでは対応できない状況に直面している。Diversity, Equity & Inclusionを推進し、個々の能力や強みを最大限に発揮できる外科社会に変化していくために、われわれは何をすればよいであろうか。今後の外科の発展のために様々な立場から論じていただきたい。
研修医+外科医セッション
外科を志す理由・動機 (外科の魅力と将来を語り合おう!-研修医へのメッセージ-) (公募)
今まで切除困難だった進行癌症例が、化学療法で縮小し切除可能となるケースが増えている。大開腹で行っていた手術が、腹腔鏡やロボット支援下で可能になりつつある。外傷に対するacute care surgeryの治療戦略、消化管穿孔や腸管壊死などを原因とした敗血症に対する周術期集中治療管理の進歩で、これまで失ってきた命を救えるようになってきている。働き方改革が進む中で幸福感を感じながら、外科医の活躍が広がる時代を生きる若手外科医の思いを聞かせてほしい。
一般演題
※一般演題はオンデマンド配信のみとなります。
学会当日の会場でのご発表はなく、会期前に音声付きスライド(mp4)をアップロードいただくことで発表といたします。
学生+外科医セッション
外科を志す理由・動機 (外科の魅力と将来を語り合おう!-医学生へのメッセージ-) (公募)
「最後に頼られる医師になりたい」、そう思い私たちは外科医になりました。それから四半世紀経ちましたが、やはり手術は治療の最終手段であることに変わりありません。通常手術、鏡視下手術、ロボット手術など、私たちは時代の要望に合わせた変遷を経て今の日本の医療を支えています。さあ次の時代は皆さんたちの番です。外科に対する熱い想いや今後の外科への要望など、演題は何でも結構です。私たちと外科について多いに語り合いましょう。
◆優秀演題賞について
初期研修医、専攻医、学生、メディカルスタッフの方からの演題を対象に、優秀演題賞を設けます。
◆部門
| 1 | 頭頸部悪性腫瘍 | 21 | 薬剤耐性菌(AMR)対策 |
| 2 | 食道 | 22 | 医療安全 |
| 3 | 胃 | 23 | 看護および看護教育 |
| 4 | 十二指腸・小腸・虫垂 | 24 | 高齢者医療 |
| 5 | 結腸・直腸 | 25 | 医療機器関連 |
| 6 | 肝臓 | 26 | 緩和医療 |
| 7 | 膵臓 | 27 | 患者支援 |
| 8 | 胆嚢・胆管 | 28 | 口腔ケア |
| 9 | ヘルニア | 29 | 周術期リハビリテーション |
| 10 | 移植 | 30 | 抗がん剤の副作用対策、服薬指導 |
| 11 | 乳腺・甲状腺 | 31 | 漢方薬治療 |
| 12 | 肺・縦隔 | 32 | 超音波診断 |
| 13 | 泌尿器・副腎 | 33 | 地域連携 |
| 14 | 婦人科疾患 | 34 | 医療経済 |
| 15 | 心臓、大血管、末梢血管 | 35 | クリニカルパス |
| 16 | 軟部腫瘍 | 36 | NST |
| 17 | イレウス | 37 | 災害医療 |
| 18 | 周術期におけるチーム医療 | 38 | 骨盤底機能不全症 |
| 19 | がんの予後因子 | 39 | 小児外科 |
| 20 | 感染対策 | 40 | 救急医療 |
| 41 | その他 |
抄録作成に際しての注意
◆文字制限
| 著者(筆頭著者+共著者) | 15名以内 |
| 所属施設数 | 10施設以内 |
| 演題名 | 全角40文字以内(半角80文字以内) |
| 抄録本文 | 全角600文字以内(半角1,200文字以内) |
| 総文字数 (著者名・所属・演題名・抄録本文の合計) |
全角900文字以内 |
演題の採否について
- 演題の採否、発表形式、発表日時等の決定は会長にご一任ください。希望に添えない場合もございますので、予めご了承ください。
- 演題の採択通知は、4月下旬頃、演題登録の際にご登録いただいたメールアドレスに送信いたします。
個人情報管理に関して
ご登録いただいた個人情報は、第49回日本外科系連合学会学術集会の運営準備の目的以外での使用はいたしません。
演題登録に関するお問い合わせ先
学術集会事務局
事務局長:松田 明久
副事務局長:上田 純志
日本医科大学消化器外科
〒113-8603 東京都文京区千駄木1-1-5
TEL: 03-5814-6239 FAX: 03-5685-0989
E-mail: 49jcs.group@nms.ac.jp