[P18] キレート剤により金属を導入したNiCuAl-LDH触媒のメタノール水蒸気改質における安定性評価
現在、水素(H2)は天然ガスから製造されている。しかし、資源枯渇の観点から、バイオマス由来のメタノールから製造する水蒸気改質(MSR)が研究されている。本研究では、高いメタノール転化率およびH2収率が得られたNiCuAl-LDHにキレート剤によりCuを導入した触媒に関して、反応温度による影響および触媒安定性を調査した。その結果、280 oCでの反応ではメタノール転化率やCO2選択率は徐々に減少したが、10 h後でも23.9 %のH2収率が得られた。
キーワード:Layered Double Hydroxide, Chelating agent, Steam reforming