第43回日本バイオマテリアル学会大会・第8回アジアバイオマテリアル学会

大会長挨拶


 この度は、2021年11月28-30日の日程で名古屋で開催されます第43回日本バイオマテリアル学会大会、ならびに第8回アジアバイオマテリアル学会(43JSB&8ABMC)へのご出席のために、皆様をお招きできますこと大変嬉しく思っております。
 生体材料(バイオマテリアル)は、生体の機能回復に用いる治療の基盤として、診断技術や生体組織の再建などに広く利用されています。超高齢社会の到来とともにポストコロナの時代を見据えて、バイオマテリアルに関連した研究の発展は、健康寿命の延伸にますます重要な意味を持ってきています。本大会は、バイオマテリアルにおける最新の研究状況、臨床使用上の課題等に関して集中的に討議を行い、医用材料への機能性向上による患者への還元を目指しています。さらに、バイオマテリアルの科学技術から波及する新しい学問領域の展開や若手研究者の育成にも貢献することを目的としています。
 本会議では、「バイオマテリアルのフロンティア:持続可能な社会のためのバイオマテリアル研究」をコンセプトに、最新のトピックスに関する特別講演を開催するとともに、多数の口頭発表およびポスター発表を予定しています。未来に向けて取り組まれているご研究の成果をとともに、皆様との議論を深める機会として、医師、歯科医、研究者、開発者、大学院生を含め国内外からの多くの方々のご参加を心よりお待ち申し上げております。