第71回年次大会・工学教育研究講演会

開催概要

工学における平和教育とは



 2022年2月に勃発したロシアによるウクライナへの軍事侵攻は長期化し,小さな子供を含む民間人が苦しみ続けていることは周知の事実である.
 今回の開催地である広島大学は,人類史上初めての原子爆弾が投下された被爆地広島に創設された国立の総合研究大学として「自由で平和な一つの大学」を建学の精神とし,理念5原則の中に「平和を希求する精神」を掲げて歩んできた.そのため2022年度は人文社会系を中心とした教養教育として平和科目を29科目開講した.しかしながら工学部において平和教育を全面に掲げた科目は1科目に留まっている.工学分野は一歩間違えれば,戦争に荷担する技術を世に出す可能性もあり,工学を専攻する学生に平和教育を行うことは極めて重要と考える.
 本大会では,工学における平和教育について,各大学における現状を紹介していただき,平和を希求する工学系技術者を世に送り出すために教育機関で行うべき「平和教育のあり方やその方法」について議論を深めたい.
 


今大会は,会場開催を基本として,発表は会場講義室での登壇と,大会Webサイトを利用した録画登壇の二つの登壇方式とします.ポスター発表は行いません.


会期


2023年9月6日㈬~8日㈮

主催


(公社)日本工学教育協会
中国・四国工学教育協会

 

後援


文部科学省
経済産業省

会場


広島大学東広島キャンパス
 〒
739-8527 東広島市鏡山1-4-1 
Tel. 082-424-7507