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[1201-06-02] ローモンタイトの変質によるコンクリートの劣化に関する研究
司会者:鴨志田 直人(岩手大学)
キーワード:ローモンタイト、コンクリート、劣化
ローモンタイトは沸石の一種であり、安山岩中の角閃石、輝石あるいは長石を交代したり、砂岩中にも認められ、脈状に鉱物の割れ目を充填する。乾湿の繰り返しによってローモンタイトが粉状になり体積変化が生じて骨材が崩壊する。この作用によってコンクリートは表面から劣化が進行する。日本における劣化事例の報告は少なく、ほとんど認識されていないが、ダムコンクリートにおいては許容含有率として1%程度を管理基準とした事例や、含有量重量比が0.5~0.6%以下であれば劣化しないという報告がある。しかし、海外では大規模な劣化が起きていることもあり、今後、日本においても実態を把握する必要があると思われる。本研究ではローモンタイトを含んだセメントペーストやモルタルの乾湿繰り返しによる劣化状況を検討した。
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