資源・素材2023(松山)

講演情報(2023年8月10日付 確定版)

企画講演

【企画講演】建設用原材料の評価・利用技術および脱水ケーキ等の未利用資源の活用[9/12(火) AM 第2会場]

2023年9月12日(火) 09:30 〜 11:45 [第2会場] 4F EL44(共通講義棟C)

司会者:鴨志田 直人(岩手大学)、齊藤 貢(岩手大学)

11:25 〜 11:45

[1201-06-06] (学生発表:修士課程)砕砂の粒子形状がモルタルフロー試験に及ぼす影響

○菊地 高羅1、鴨志田 直人1 (1. 岩手大学)

司会者:齊藤 貢(岩手大学)

キーワード:砕砂、粒子形状、モルタルフロー試験、セメントモルタル、流動性

現在環境保全などの要因により、コンクリート用細骨材(天然砂)の供給量が減少している。しかし天然砂の代替材である砕砂を用いたコンクリートは、施工時に流動性が低いという問題点が指摘されており、その原因の1つに砕砂の粒子形状が天然砂のそれよりも悪いことが挙げられている。
本研究では、砕砂の粒子形状がフレッシュコンクリートの流動性に与える影響を定量的に評価することを検討した。具体的にはJISのモルタルフロー試験を行い、フロー値と砕砂の粒子形状の関係を明らかにすることを試みた。
粒子形状には、現状砕砂で多く使用されている粒形判定実積率のほかに、画像解析で測定可能な円磨度と丸さを用いた。砕砂には砕砂には粒子形状の異なる8種類を用いた。モルタルは、粒形判定実積率に用いられる呼び寸法2.5〜1.2 mmにふるい分けした砕砂と、セメント(強さ試験用標準物質のポルトランドセメント)、水を手煉により練混ぜて作製し、実験に供した。
実験の結果、フロー値と粒形判定実積率には正の相関があることがわかった。またフロー値と丸さには相関が見られなかった。

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