15:50 〜 16:10
[1207-17-08] (学生発表:修士課程)種々の時系列データからの岩盤破壊時刻の予測の試み
司会者:木崎 彰久(秋田大学)
キーワード:インバースベロシティ法、トンネル、破壊時刻、予測、吹き付け応力
岩盤斜面の破壊時刻は例えば変位速度の逆数に基づいてinverse velocity法で予測できる。これは変位速度が破壊時刻に接近するにつれ非常に大きくなり、その逆数が線形的にゼロに近づくためである。そこで、あるトンネルのA計測における上下盤接近量からの破壊時刻の予測を試みたが、計測回数が少なくよい結果が得られなかった。一方、B計測の結果は自動的に記録され、密なデータが得られる。そこで、別のトンネルにおける、近傍で天盤崩落が生じた際の吹き付け応力のデータを用いることとした。崩落が生じた際に吹き付け応力は、一旦増加し減少したので、逆数は取らずに応力速度がゼロになる点を崩落時刻とし、予測を行った。また、実技的に問題となる、予測に用いるデータ範囲の決定方法についても検討した。加えて、岩盤構造物ではAEが計測されることが多いので、圧裂引張試験時のAEイベントレートを例にとり、その逆数に基づく予測も試みた。
講演PDFファイルダウンロードパスワード認証
講演集に収録された講演PDFファイルのダウンロードにはパスワードが必要です。
現在有効なパスワードは、[資源・素材学会会員専用パスワード]です。
※[資源・素材学会会員専用パスワード]は【会員マイページ】にてご確認ください。(毎年1月に変更いたします。)
[資源・素材学会会員専用パスワード]を入力してください