資源・素材2023(松山)

講演情報(2023年8月10日付 確定版)

一般講演

【一般講演】 開発機械/ 岩盤工学/ 資源開発技術[9/12(火) PM 第2会場]

2023年9月12日(火) 13:00 〜 17:10 [第2会場] 4F EL44(共通講義棟C)

司会者:福田 大祐(北海道大学)、里見 知昭(東北大学)、木崎 彰久(秋田大学)

15:50 〜 16:10

[1207-17-08] (学生発表:修士課程)種々の時系列データからの岩盤破壊時刻の予測の試み

○高杉 凛1、藤井 義明1、児玉 淳一1、淡路 動太2 (1. 北海道大学、2. 清水建設株式会社)

司会者:木崎 彰久(秋田大学)

キーワード:インバースベロシティ法、トンネル、破壊時刻、予測、吹き付け応力

岩盤斜面の破壊時刻は例えば変位速度の逆数に基づいてinverse velocity法で予測できる。これは変位速度が破壊時刻に接近するにつれ非常に大きくなり、その逆数が線形的にゼロに近づくためである。そこで、あるトンネルのA計測における上下盤接近量からの破壊時刻の予測を試みたが、計測回数が少なくよい結果が得られなかった。一方、B計測の結果は自動的に記録され、密なデータが得られる。そこで、別のトンネルにおける、近傍で天盤崩落が生じた際の吹き付け応力のデータを用いることとした。崩落が生じた際に吹き付け応力は、一旦増加し減少したので、逆数は取らずに応力速度がゼロになる点を崩落時刻とし、予測を行った。また、実技的に問題となる、予測に用いるデータ範囲の決定方法についても検討した。加えて、岩盤構造物ではAEが計測されることが多いので、圧裂引張試験時のAEイベントレートを例にとり、その逆数に基づく予測も試みた。

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