10:50 〜 11:10
[1301-06-04] 新1号立坑開発工事概要
司会者:髙木 裕治(石灰石鉱業協会)
キーワード:石灰石、立坑閉塞、立坑掘削
本誌では、戸髙鉱業において起きた、立坑壁の崩落事象とそれに対する立坑改修工事に関して述べる。
弊社では、平成8年より低品位石灰石を骨材製品として生産する系統として、1号立坑を運用してきた。近年、切羽の進捗状況により1号立坑を移動させる必要が生じ、令和元年新1号立坑の掘削を開始し、令和2年より運用を開始した。運用開始後、1年ほどで立坑下部が大石により閉塞する事態が発生した。立坑を塞ぐ石は投入鉱石よりも明らかに大きなものであり立坑内部の状態を360°カメラにて確認したところ、立坑壁が大きく崩落していることが分かった。そこで、立坑内部の3D計測を行い立坑の補強工事を計画した。3D計測の結果、立坑は約2,000t(770㎥)もの大崩落を起こしており、立坑内部はさらに崩落が起こる可能性があった。その為、立坑内部に入っての補強工事は困難と判断した。そこで、立坑の崩落を防ぐのではなく、立坑に大石が入らないようにすることを目的とし、立坑の中に鋼管を通すという工事を実施することとした。立坑の工事は緊急を要するものであり、計画から1ヵ月、設備停止期間は7日間という短い期間で行い無事立坑改修工事は完了した。
弊社では、平成8年より低品位石灰石を骨材製品として生産する系統として、1号立坑を運用してきた。近年、切羽の進捗状況により1号立坑を移動させる必要が生じ、令和元年新1号立坑の掘削を開始し、令和2年より運用を開始した。運用開始後、1年ほどで立坑下部が大石により閉塞する事態が発生した。立坑を塞ぐ石は投入鉱石よりも明らかに大きなものであり立坑内部の状態を360°カメラにて確認したところ、立坑壁が大きく崩落していることが分かった。そこで、立坑内部の3D計測を行い立坑の補強工事を計画した。3D計測の結果、立坑は約2,000t(770㎥)もの大崩落を起こしており、立坑内部はさらに崩落が起こる可能性があった。その為、立坑内部に入っての補強工事は困難と判断した。そこで、立坑の崩落を防ぐのではなく、立坑に大石が入らないようにすることを目的とし、立坑の中に鋼管を通すという工事を実施することとした。立坑の工事は緊急を要するものであり、計画から1ヵ月、設備停止期間は7日間という短い期間で行い無事立坑改修工事は完了した。
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