11:10 〜 11:30
[1301-06-05] 井倉鉱山 運搬道路の切替および釜ヶ谷半島部開発について
司会者:髙木 裕治(石灰石鉱業協会)
キーワード:運搬道路の切替、軽油原単位の改善、CO2排出量削減、釜ヶ谷半島部の開発、可採鉱量の増加
近年、井倉鉱山では重ダンプの鉱石持ち上がり運搬の増加による軽油原単位の悪化と釜ヶ谷半島部の開発という2つの課題を抱えていた。
井倉鉱山では、下野切羽から出鉱した鉱石は、60tダンプを用いて第7堆積場内の立坑に投入されている。2003年の下野切羽開発当初は、切羽と立坑投入口の高低差が大きかったため、保安面を考慮し傾斜の緩い大きく迂回した運搬道路を造成し、これまで運用してきた。しかしながら、下野切羽のレベルダウンに伴い、持ち上がり運搬が増加したことで軽油原単位が悪化した。そこで、運搬道路を切替えることで運搬距離の短縮および持ち上がり運搬の低減を図った。
また、下野切羽西側に陥入する釜ヶ谷沢によって、採掘中の下野切羽と釜ヶ谷沢北側の未採掘エリア(釜ヶ谷半島部)が分断されていた。釜ヶ谷半島部の鉱区は取得済みであるものの、採掘に必要な申請および道路造成等の開発準備が行われておらず課題となっていた。
本発表では、上記の2つの課題に対して2020年に実施した下野切羽の運搬道路の切替とその効果について、および釜ヶ谷半島部開発に先立ち行われた各種申請の概要と釜ヶ谷半島部開発の概要に関する報告を行う。
井倉鉱山では、下野切羽から出鉱した鉱石は、60tダンプを用いて第7堆積場内の立坑に投入されている。2003年の下野切羽開発当初は、切羽と立坑投入口の高低差が大きかったため、保安面を考慮し傾斜の緩い大きく迂回した運搬道路を造成し、これまで運用してきた。しかしながら、下野切羽のレベルダウンに伴い、持ち上がり運搬が増加したことで軽油原単位が悪化した。そこで、運搬道路を切替えることで運搬距離の短縮および持ち上がり運搬の低減を図った。
また、下野切羽西側に陥入する釜ヶ谷沢によって、採掘中の下野切羽と釜ヶ谷沢北側の未採掘エリア(釜ヶ谷半島部)が分断されていた。釜ヶ谷半島部の鉱区は取得済みであるものの、採掘に必要な申請および道路造成等の開発準備が行われておらず課題となっていた。
本発表では、上記の2つの課題に対して2020年に実施した下野切羽の運搬道路の切替とその効果について、および釜ヶ谷半島部開発に先立ち行われた各種申請の概要と釜ヶ谷半島部開発の概要に関する報告を行う。
講演PDFファイルダウンロードパスワード認証
講演集に収録された講演PDFファイルのダウンロードにはパスワードが必要です。
現在有効なパスワードは、[資源・素材学会会員専用パスワード]です。
※[資源・素材学会会員専用パスワード]は【会員マイページ】にてご確認ください。(毎年1月に変更いたします。)
[資源・素材学会会員専用パスワード]を入力してください