15:50 〜 16:10
[1501-09-09] (学生発表:修士課程)過熱水蒸気を用いたプラスチック油化の検討
司会者:伊藤真由美(北海道大学)
キーワード:プラスチック、過熱水蒸気、再生重油、炭素数
軽く、安く、腐食しにくい特徴から種々の製品に使われて我々の生活に深く入り込んでいる。近年では海洋プラスチック問題などのプラスチックが原因とされる環境問題が顕在化しており、2050年には海洋プラスチックゴミは魚の量の上回ると予測されている。
そこで、その再利用方法の1つとして過熱水蒸気を用いた廃プラスチックの油化技術の開発を行う。過熱水蒸気の強力な熱処理能力を用いて、安全で環境に優しいリサイクル技術の開発を目指す。熱分解炉を350℃~550℃に設定し油化実験を行い、生成油をGC-MSにて分析するとともに再生重油としての規格項目についても分析を行った。再生油の収率は83%と高く、引火点を除いて発熱量などの再生重油のJIS規格のほとんどを満たしてることが明らかとなった。GS-MSの分析結果から再生油に含まれる物質のほとんどが一般的な重油と比べて炭素数が少ないものが多く含まれていることが引火点が低くなりJIS規格から外れた原因と思われる。
そこで、その再利用方法の1つとして過熱水蒸気を用いた廃プラスチックの油化技術の開発を行う。過熱水蒸気の強力な熱処理能力を用いて、安全で環境に優しいリサイクル技術の開発を目指す。熱分解炉を350℃~550℃に設定し油化実験を行い、生成油をGC-MSにて分析するとともに再生重油としての規格項目についても分析を行った。再生油の収率は83%と高く、引火点を除いて発熱量などの再生重油のJIS規格のほとんどを満たしてることが明らかとなった。GS-MSの分析結果から再生油に含まれる物質のほとんどが一般的な重油と比べて炭素数が少ないものが多く含まれていることが引火点が低くなりJIS規格から外れた原因と思われる。
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