13:05 〜 13:25
[1601-05-01] 鉱物資源開発の持続可能性の検討 ―究極可採埋蔵量とTMRの観点からー
司会者:清水 孝太郎(三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社)
キーワード:持続可能な資源供給、究極埋蔵量、TMR、鉱石品位
資源の量は地球上で有限であるにもかかわらず、金属の生産量は数十年にわたって着実に増加してきている。石油についての「ピークオイル」については広範な議論が行われているが、個々の金属の「ピークミネラル」については研究が不足している状況にある。本研究は、銅、金、鉄、ニッケル、鉛,および亜鉛について,最終的に回収可能な究極資源量について単純なモデルをもとに考察することを目的とする。金属鉱石の品位の低下に対する将来の資源の利用可能性を示すために、データベースから得られた品位とトン数間の曲線を利用する。
さらに、金属資源開発による環境負荷の将来の傾向を評価するために、ore-TMR(鉱石1tあたり関与物質総量)が増加する傾向についても検討を加えた。その結果、検討した金属のかなで鉄を除いたいずれの金属でも鉱石品位が顕著に低下することが推察された。ore-TMR はすべての金属で増加しており、環境に対する潜在的なインパクトを示している。将来的に、金属品位の低下、金属生産の環境への影響、将来の鉱物資源供給に対する危機感が高まることを結果は示している。
さらに、金属資源開発による環境負荷の将来の傾向を評価するために、ore-TMR(鉱石1tあたり関与物質総量)が増加する傾向についても検討を加えた。その結果、検討した金属のかなで鉄を除いたいずれの金属でも鉱石品位が顕著に低下することが推察された。ore-TMR はすべての金属で増加しており、環境に対する潜在的なインパクトを示している。将来的に、金属品位の低下、金属生産の環境への影響、将来の鉱物資源供給に対する危機感が高まることを結果は示している。
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