資源・素材2023(松山)

講演情報(2023年8月10日付 確定版)

若手・一般ポスター発表(ショート講演)

ポスター発表ショート講演(地球・資源分野)[9/13(水) PM 第1会場]

2023年9月13日(水) 13:00 〜 14:00 [第1会場] 4F EL45(共通講義棟C)

司会者:木下尚樹(愛媛大学)

13:08 〜 13:12

[2105-19-03] (学生発表:修士課程)軟弱な地盤に建設されたトンネルの支保と地山のモデル化に関する基礎的検討

○長江 優介1、児玉 淳一1、福田 大祐1 (1. 北海道大学)

司会者:木下尚樹(愛媛大学)

キーワード:軟弱地盤、トンネル、3次元数値解析、支保、モデル化

蛇紋岩などの軟弱な地盤に建設されたトンネルでは変状が発生した事例が多々報告されており,その原因の解明や長期安定性評価には数値解析が有力なツールであると考えられる。しかし,蛇紋岩の変形係数は吹付コンクリートの変形係数の1/40であるため,単純な弾性解析では両者の境界付近の応力状態が異常になると予想され,そのモデル化には工夫が必要になる。本研究では,吹付コンクリートに加え,ロックボルトや鋼枠などの支保要素もモデル化した。さらに,地盤と吹付コンクリートの境界での変位の不連続性を表現できるインターフェイス要素を導入したうえ, 地盤の塑性的な変形を考慮した解析を実施し,支保の応力状態について分析した。その結果,地盤を弾性体と仮定した解析では,吹付コンクリートに異常な引張応力が発生するのに対して,地盤を弾塑性体とした解析では引張応力は発生しないことがわかった。このことから,軟弱な地盤を対象とした数値解析では,支保工の周辺の地盤の破壊を考慮した解析を行うのが適切であると考える。

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