資源・素材2023(松山)

講演情報(2023年8月10日付 確定版)

若手・一般ポスター発表

14:30-17:00 ポスター発表(地球・資源分野)[9/13(水) PM ポスター会場]

2023年9月13日(水) 14:30 〜 17:00 [ポスター会場(地球・資源)] 2F EL21,22(共通講義棟C)

14:30 〜 17:00

[P014A] (学生発表:修士課程)火山岩地熱貯留層造成のためのCO2水押破砕法

○渡辺 優斗1、詫間 康平1、坂口 清敏1、渡邉 則昭1、大里 和己2、寺井 周3 (1. 東北大学、2. GERD、3. JOGMEC)

キーワード:カーボンリサイクル、CO2、地熱、破砕法、EGS

き裂と水に乏しく地熱発電に利用できない地熱貯留層を,CO2を用いた破砕により造成し,更に CO2で熱抽出を行い発電するカーボンリサイクルCO2地熱発電技術の研究開発がJOGMECにより実施されている。著者らの破砕法に関する先行研究によると,き裂をCO2で形成し,水で開口・進展させる,CO2水押破砕法が最も有効であると考えられるが,実際の地熱貯留層のように岩石内に元から水が存在する場合や,多孔質な岩石においても,本破砕法が有効であるかは不明である。そこで,水飽和および乾燥した緻密な本小松安山岩と多孔質な江持安山岩ならびにJOGMECのヒートホール調査で得られた多孔質なデイサイト質火山礫凝灰岩の破砕実験を実施し,CO2水押破砕法の有効性と初期含水状態の影響を検討した。その結果,水飽和状態からの破砕ではき裂の開口・進展が抑制される傾向にあることがわかった。しかしCO2水押破砕法の場合には,水飽和状態からの破砕や,顕著な破砕が生じにくい江持安山岩でも,浸透率の測定が不可能になるほどに破砕した。さらに,デイサイト質火山礫凝灰岩も,CO2水押破砕法により,浸透率の測定が不可能になるほどに破砕した。本研究によりCO2水押破砕の有効性がより明確になってきた。

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