資源・素材2023(松山)

講演情報(2023年8月10日付 確定版)

若手・一般ポスター発表

14:30-17:00 ポスター発表(新材料/湿式素材プロセッシング)[9/13(水) PM ポスター会場]

2023年9月13日(水) 14:30 〜 17:00 [ポスター会場(新材料/湿式素材プロセッシング)] 1F EL13(共通講義棟C)

14:30 〜 17:00

[P074B] (学生発表:修士課程)Cu+/2+ドープによるAg-In二重ハライドペロブスカイトの光学特性制御

○池谷 駿之介1、横山 幸司1、横山 俊1、高橋 英志1 (1. 東北大学)

キーワード:Cs2AgInCl6、Cuドープ、二重ペロブスカイト、銅塩化物錯体、分光分析

有機ヨウ化鉛系ペロブスカイト材料は光電変換材料として優れる一方、低耐久性と 鉛の毒性が課題である。そこで、鉛を1価と3価の2種金属で置換した二重ペロブスカイト(DP)が提案された。我々は、Cs2AgInCl6(Ag-In DP)に着目した。この材料は直接遷移型バンドギャップ(BG)と高耐久性を示す。BGは3.0 eV以上と大きいが、最近、Ag-In DPにCu2+をドープすることで、BGが低下することが実験的に示された。一方、Cu+とCu2+、In3+で構成したDPが、Cu+・Cu2+単体からなるペロブスカイトよりも光学特性に優れることが実証された。Ag-In DP合成においてCu+/2+の添加量を制御することで、光電変換層に最適なBGを有するCuドープAg-In DPが合成可能と着想し、Ag-In DPのBGの最適化を本研究の目的とした。 塩酸にAg、In源を溶解させた前駆体水溶液にCs源を添加することでAg-In DPを析出させた。合成段階においてCu+/2+ 前駆体水溶液の価数制御及び添加量を変化させ、Cuドープ量や結晶相、光学特性の評価を行った。結果の詳細は当日報告する。

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