11:30 〜 12:00
[2301-04-04] 道路斜面の変位モニタリングと衛星技術（GNSS,SAR）の活用
司会者：才ノ木 敦士（熊本大学）
キーワード：モニタリング、変位、斜面、GPS/GNSS、SAR
斜面の日常的なモニタリングは安全監視・管理に欠かせないものである．道路斜面では，一般にパトロールによる目視観察，監視カメラ，伸縮計・傾斜計などの地盤計測機器が利用されている．筆者はより広域的に，かつ，安全監視に必要な精度で変位を計測するため，宇宙技術であるGPS/GNSSや衛星SAR（合成開口レーダー）の適用と実用化の研究を進めてきた．GPS/GNSSはすでに実用化され多くの斜面で利用されており，SARは実用化に向けて利点と課題を調査している．本報告では，従来の地盤計測技術と宇宙技術を組み合わせた「時空間切れ目のない変位モニタリング」の考え方を示し，多くの実例を通してこれまで得られた成果，および，今後の課題について述べる．
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