資源・素材2023(松山)

講演情報(2023年8月10日付 確定版)

若手・一般ポスター発表(ショート講演)

ポスター発表ショート講演(環境)[9/13(水) PM 第3会場]

2023年9月13日(水) 13:00 〜 14:04 [第3会場] 4F EL43(共通講義棟C)

司会者:和嶋 隆昌(千葉大学)

13:16 〜 13:20

[2305-19-05] (学生発表:修士課程)低品位アルミニウムドロスの浸出におよぼすNa2CO3溶融処理の影響

○豊桑 智也1、長谷川 立樹1、井上 貴博1、松岡 光昭1、村山 憲弘1、平木 岳人2 (1. 関西大学、2. 東北大学)

司会者:和嶋 隆昌(千葉大学)

キーワード:アルミニウムドロス、アルカリ溶融、湿式処理、浸出

アルミニウムドロスとは、アルミ製品のリサイクル工場にて融解や加工の際に発生する副産物である。特に、金属アルミニウム含有量が低い低品位アルミニウムドロス(低品位ドロス)は、全く利用価値がない。当研究室では、低品位ドロスの減容化、無害化および再資源化するための湿式処理プロセスを検討している。この方法では、低品位ドロスに含まれる様々なAl化合物を可溶性物質に変換し、後の工程で水溶液中にできる限り溶かし出すことが鍵となる。
本研究では、低品位ドロスの浸出前にアルカリ溶融処理を施すことにより、浸出率を向上させることが狙いである。低品位ドロスとNa2CO3の混合物に加熱処理を行うことにより、アルミニウムドロスの危険性や有害性の原因物質であるAl, AlNを溶解、加水分解するとともに、可溶性のNaAlO2を生成させることを試みた。具体的には、850~1200℃にてNa2CO3溶融処理を行った後に、水による浸出操作を行った。得られた浸出残渣に対して、結晶性物質の同定や表面構造の観察を行った。低品位ドロスの浸出特性におよぼすNa2CO3溶融条件の影響について報告する。

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