資源・素材2023(松山)

講演情報(2023年8月10日付 確定版)

若手・一般ポスター発表(ショート講演)

ポスター発表ショート講演(高温素材プロセッシング)[9/13(水) PM 第4会場]

2023年9月13日(水) 13:00 〜 14:04 [第4会場] 3F EL35(共通講義棟C)

司会者:松浦 宏行(東京大学)

13:12 〜 13:16

[2409-23-04] (学生発表:修士課程)複合酸化物を利用したIr-Ru含有触媒からのIrおよびRuの回収

○村田 樹紀1、小林 寛尚1、伊藤 謙祐1、永井 崇1 (1. 千葉工業大学)

司会者:松浦 宏行(東京大学)

キーワード:イリジウム、ルテニウム、白金族金属、リサイクル

イリジウム(Ir)およびルテニウム(Ru)は、白金族金属(PGM)の一種であり、様々な用途で用いられている。しかし、IrおよびRuの生産量は非常に少なく、産出地域も南アフリカなどに偏在していることから、安定した供給のために使用済み製品からのリサイクルが重要である。リサイクルの際には、IrおよびRuを溶解する必要があるが、溶解の際には強力な酸を使用するため環境負荷や危険性が大きい。これらのことからPGMの酸溶解性の向上が望まれる。本研究室では酸化イリジウム(IrO2)を使用した酸素発生用電極からのIrの回収、酸化ルテニウム(RuO2)を使用した塩素発生用電極からのRuの回収に関する研究が行われてきた。これらに含まれるPGMをアルカリ土類金属酸化物や希土類酸化物と複合酸化物化させることでIrおよびRuが塩酸に溶解可能となることが示された。現在ではIrの一部をRuに代替したIrO2とRuO2の両方を使用した電極の需要が高まっている。本研究ではIr-Ru含有模擬触媒を作製し、アルカリ土類金属酸化物や希土類酸化物を使用して触媒中のIrおよびRuを複合酸化物化させ、作製した複合酸化物の塩酸に対する溶解性の調査を行った。

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