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[2409-23-08] (学生発表:修士課程)1250と1300℃におけるCu-Fe-S系状態図の決定
司会者:松浦 宏行(東京大学)
キーワード:銅製錬、マット、状態図
Cu-Fe-S系状態図はCu製錬における基礎データであり,先駆的な報告例がいくつか存在しているが,マット融液と平衡する金属鉄や金属銅の組成には研究者間で相違がある.また,Cuマット熔錬における金属銅の挙動は,温度や耐火物などの炉内管理や金属銅系の二次原料の処理において重要である.本研究では一般的な銅製錬の操業温度である1250と1300 ℃ におけるCu-Fe-S系状態図の決定を試みた.
本研究によって決定された1250 ℃の液相組成は, 高ら, Krivskyらの結果と概ね良い一致を示した. Fe(s)+matte領域の固体Fe側組成は,Krivskyらの報告と, Cu(l)+matte領域の液体Cu組成は,高らの結果と概ね良い一致を示した.1300℃に関しては過去に報告例がないため, 本実験で得られた1250℃の状態図と比較したところ, 液相線組成に及ぼす温度の影響は小さいことが分かった.本研究によって得られたCu-Fe-S系状態図に基づき,金属CuのFeS-Cu2S系マット融体化に関しても検討を試みた.
本研究によって決定された1250 ℃の液相組成は, 高ら, Krivskyらの結果と概ね良い一致を示した. Fe(s)+matte領域の固体Fe側組成は,Krivskyらの報告と, Cu(l)+matte領域の液体Cu組成は,高らの結果と概ね良い一致を示した.1300℃に関しては過去に報告例がないため, 本実験で得られた1250℃の状態図と比較したところ, 液相線組成に及ぼす温度の影響は小さいことが分かった.本研究によって得られたCu-Fe-S系状態図に基づき,金属CuのFeS-Cu2S系マット融体化に関しても検討を試みた.
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