資源・素材2023(松山)

講演情報(2023年8月10日付 確定版)

若手・一般ポスター発表(ショート講演)

ポスター発表ショート講演(高温素材プロセッシング)[9/13(水) PM 第4会場]

2023年9月13日(水) 13:00 〜 14:04 [第4会場] 3F EL35(共通講義棟C)

司会者:松浦 宏行(東京大学)

13:40 〜 13:44

[2409-23-11] (学生発表:修士課程)マグネシア‐クロム質耐火物と銅マット/スラグ融体の浸透試験および熱力学平衡計算

○赤澤 諒祐1、西岡 宣泰1、武部 博倫1 (1. 愛媛大学)

司会者:松浦 宏行(東京大学)

キーワード:マグクロ耐火物、銅マット/スラグ、浸透、熱力学平衡計算、微細構造

乾式銅製錬で用いられる自溶炉や転炉では,主にマグクロ(マグネシア‐クロム質)耐火物が使用されている。マグクロ耐火物は銅マット/スラグ融体に対して優れた耐腐食性を持っているのに関わらず,炉内での損耗を避けられない。耐火物の損耗現象は主にスポーリングと溶損に区分される。スポーリングは耐火物の剥離現象を指し,加熱冷却による連続的な温度変化が引き起こす亀裂や,融体が耐火物の微細構造内に浸透し,融体浸透層と耐火物層の熱膨張の差による割れが主な原因である。また,溶損は融体層に耐火物成分が溶解することを指す。
本稿ではスポーリングの原因である耐火物内部への融体の浸透現象に注目して,マグクロ耐火物に対する銅マット/スラグ融体の浸透現象の評価を目的とした。るつぼ型に加工した耐火物内に銅マット/スラグ融体試料を充填し,Ar+2%H2ガス雰囲気中1250ºCの電気炉内で一定時間保持した。SEM-EDSで浸透試験後の試料断面を分析し,融体の浸透深さや界面の組成変化を評価した。さらに,熱力学平衡計算ソフトFactSageを用いて熱力学的安定相の予測を行い,実験結果と比較して,耐火物損耗の速度論的な考察を行った。

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