資源・素材2023(松山)

講演情報(2023年8月10日付 確定版)

若手・一般ポスター発表(ショート講演)

ポスター発表ショート講演(新素材/湿式素材プロセッシング)[9/13(水) PM 第7会場]

2023年9月13日(水) 13:00 〜 13:52 [第7会場] 2F EL26(共通講義棟C)

司会者:安田 幸司(京都大学)

13:32 〜 13:36

[2701-13-09] (学生発表:博士課程)CBD法における基材表面酸化層制御による平板状チタニア膜形成

○渡邉 有希1,2、岸本 章2、河田 真伸2、伊藤 俊1、横山 俊1、高橋 英志1 (1. 東北大学、2. 日鉄鉱業株式会社)

司会者:安田 幸司(京都大学)

キーワード:水溶液系反応プロセス 、チタニア薄膜被覆 、固液界面制御 、表面酸化

近年、機能性材料開発技術の進展が目覚ましい。 その中で、CBD法に分類される水溶液反応系プロセスは、環境への負荷が少なく、かつ、工業化が容易な手法として注目を集めている。たとえば、岸本らは、同プロセスによる金属磁性粒子表面へのnmオーダーの無機酸化物の積層 により、磁気トナー/インク用途の光干渉性着色磁性粉を開発した。本手法は、弱アルカリ性緩衝液を反応場とし、金属粒子表面の著しい腐食を抑制し、かつ、緩衝作用による自己pH制御によって膜物質の金属粒子表面における不均一核生成を維持するという特長をもつ。しかしながら、この水溶液反応場の 金属粒子表面における固体析出反応機構は未だ解明されていない。例えば、 僅かな表面状態の差により固液界面反応に差異が生じ、一部の粒子表面に平板状膜の形成される事例が確認されている。いうまでもなく、機能性材料は均質な特性を有することが必要であり、異なる構造の膜を有する粒子がごく僅かに含有されることにより、機能性は大きく低下する。そこで本研究では、基材金属粒子表面状態、主に酸化状態に着目し制御することにより、平板状膜形成機構の解明を試みた。

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