資源・素材2023(松山)

講演情報(2023年8月10日付 確定版)

若手・一般ポスター発表(ショート講演)

ポスター発表ショート講演(新素材/湿式素材プロセッシング)[9/13(水) PM 第7会場]

2023年9月13日(水) 13:00 〜 13:52 [第7会場] 2F EL26(共通講義棟C)

司会者:安田 幸司(京都大学)

13:44 〜 13:48

[2701-13-12] (学生発表:修士課程)ブラスト処理した亜鉛電解採取用Pb合金アノードの操業液中断続通電法によるβ-PbO2層形成とその電解試験

○渡部 泰平1、岩月 優奈1、高崎 康志1、川村 茂1、芳賀 一寿1、柴山 敦1 (1. 秋田大学)

司会者:安田 幸司(京都大学)

キーワード:亜鉛電解採取、Pb合金アノード、断続通電、β-PbO2、ブラスト処理

当研究室では、亜鉛電解採取工程における電解電圧低減を目的として、Pb合金アノード表面に断続通電処理によるβ-PbO2被膜を形成する研究を行っている。本研究では、実操業溶液を用いた断続通電処理実験を行いPb合金アノード表面へのβ-PbO2被膜の形成を試みた。また、アノード表面をブラスト加工したアノードも用い、平滑なアノードとの比較も行った。その結果、操業溶液を用いたアノードにおいてもβ-PbO2の形成は可能であった。しかし、約20日間の電解試験において平滑なアノードでは酸化物が脱落しやすく、ブラスト処理を施したアノードは酸化物相が保持される傾向が見られた。したがって、槽電圧変化を比較すると、平滑なアノードは電解初期の槽電圧は低いが比較的短時間で酸化物の脱落と考えられる槽電圧の上昇が見られた。一方、ブラスト処理を施したアノードは電圧が低めに推移する傾向が見られた。

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