資源・素材2023(松山)

講演情報(2023年8月10日付 確定版)

若手・一般ポスター発表

14:30-17:00 ポスター発表(環境)[9/13(水) PM ポスター会場]

2023年9月13日(水) 14:30 〜 17:00 [ポスター会場(環境)] 2F EL24(共通講義棟C)

14:30 〜 17:00

[P037C] (学生発表:学士課程)石灰石鉱山緑化に向けた早生樹のアルカリ条件下における生理的影響の評価

○中島 裕人1、菅原 一輝1 (1. 北九州市立大学)

キーワード:早生樹、石灰石鉱山、緑化再生

石灰石鉱山は、高いpH環境により植物の必須元素の吸収が阻害されるため、一般的に植生の自然回復は困難である。しかし、環境保全のための緑化は土壌が生成するまで数百年単位の年月を必要とする。そこで成長速度が極めて早くCO2固定能が高い早生樹に着目した。早生樹を用いることで、表土の蓄積有機物としての役割を担うリターフォール(落葉・落枝)量の増加が見込めるため、土壌生成速度の促進が期待できる。従って、本研究では石灰石鉱山緑化への早生樹の適用可能性を検討するために、アルカリ環境での早生樹の生育と生理的影響について評価することを目的とした。桐とアカシアの2種の早生樹を用いて、アルカリ域(pH8~11)およびそれぞれの最適pH環境で4週間の水耕栽培を行った。培養液は必須栄養素を含むHoagland溶液に、pH安定化のため0.1 Mになるように生化学緩衝剤を加え調製した。結果として、桐はpH10.8以上では葉や茎の著しいしおれや枯死が観察され、pH10.3以下では葉や根の新生が見られた。葉の色調から生理的影響を評価するため、クロロフィル含量の経時変化を検討した結果、pH依存性は確認されなかった。

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