14:30 〜 17:00
[P041C] (学生発表:修士課程)微生物由来ウレアーゼを用いたEICP法におけるフミン酸の影響
キーワード:フミン酸、EICP法、ウレアーゼ活性、バイオセメンテーション、有機質土
MICP法は,微生物の働きによって炭酸塩を析出させる方法である。これに対し,EICP法は主に植物などから抽出した酵素のウレアーゼを用いて炭酸塩を析出させる方法である。どちらも土粒子同士を架橋して地盤材料の強度を高めることができ,新しいバイオセメンテーション技術として主に海外で広く研究されている。筆者らは,バイオセメンテーションの適用地盤として有機質土に着目しているが,有機質土を固化させるためにはウレアーゼの活性を低下させ,炭酸塩の析出を阻害する腐植物質の影響を調査する必要がある。本研究の目的は,研究事例が少ない微生物由来のウレアーゼを用いたEICP法に対し,腐植物質の一つであるフミン酸が与える影響について調べることである。2種の菌体から抽出したウレアーゼを使用し,炭酸カルシウム析出におけるフミン酸含有量の影響と,析出した炭酸カルシウム結晶の形態について検討した。また,抽出源の微生物に関する先行研究と比較することで,フミン酸が炭酸カルシウムの析出を阻害するメカニズムについて考察した。
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